世界にたったひとつの婚約指輪にしたくて、山から金を掘るところから始めてみました

彼女にすべて内緒のプロジェクトだからね。ドキドキしたよ」。

画家のJared Heidenさんは、恋人Rachelさんへのプロポーズを地平線の見える気球の上と決めていました。

一世一代、大掛かりなサプライズを成功させるため、彼にはある秘策が。Jaredさん渾身のサプライズはその「演出」ではなく、じつはその「モノ」の方にあったのです。

地元の山から金を採掘
正真正銘手作りのリング

数ヶ月前から同居生活を始めていた二人。結婚の意思を固めプロポーズのタイミングをうかがっていたJaredさんでしたが、どんな婚約指輪をあげてよいものか悩んでいたそうです。

そんな折、友人を介して金の採掘を趣味とする人物を紹介されたJaredさん。瞬間的にこれだ!と直感が走ったと言います。手作りの指輪ならよくある話。けれど、彼の壮大なプロジェクトはそう、地元コロラドの山から採掘した金を使い、文字通り一からお手製の指輪を作るというもの。

YouTube動画を教科書に
見よう見まねで完成

もちろん、金を掘り当てたこともなければリング作成の経験もありません。それでも友人の協力もあり、どうにか指輪に必要な金の採掘は叶った。さあ、問題はここから。

なんと彼、金を溶かして型に入れ、削って磨いての製造工程をYouTubeに投稿された鍛冶(鍛冶)加工動画を漁るように観て、すべて独学で作り上げてしまったんだそう。

別で用意したダイヤモンドを上手いことセットできるように、何度も何度もロウを流し入れて練習して、ようやく納得いく形になったんだ」。こうして完成した世界にたった一つの婚約指輪がこちら。

手先が器用な人って、こういうとき本当にうらやましい!

決行当日は快晴。非日常体験のサプライズ演出が見事にハマり、同乗する友人を立会人としたプロポーズは大成功。

ところでお二人結婚の予定は?Rachelさんによると、今のところまだまったく分からないんだとか。

だって彼、婚約でかなりハードル高くしちゃったからね」、ですって。

Licensed material used with permission by Marla Keown
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。