「まる焦げの結婚指輪」で、妻に再プロポーズした男性が話題に。
多くの人々の住居を焼き尽くすなど大規模な被害を出した、カリフォルニア州の山火事。Donさん、Julieさん夫妻も被害をうけた人たちだ。
以下の写真のように、火事で彼らの家は変わり果ててしまった…。
Before
After
避難する前、結婚指輪をふくむ貴重品を、耐火金庫に入れておいたというJulieさん。自宅周辺地域の火がおさまってから2人で戻ってみると、そこには目を疑うような光景が。
晴れた日には青空に白い壁がはえるほど美しかった家が、真っ黒に焼け焦げていたのだ。それでも貴重品だけは見つけなければと、2人は金庫を探すことに。
やっと探し出した後、中を覗いてみると、入っていたものはすべて焼け焦げていたそう。思い出の結婚指輪さえも…。
がれきの山の前で
「再プロポーズ」
指輪を見つけたのはいいけれど真っ黒になってしまったと、肩を落とすJulieさんにDonさんは声をかけてただ慰めることはしませんでした。
その代わりに、片ヒザをついてプロポーズをしたのです。「これからまた、一緒に頑張っていこう」という気持ちを込めたのでしょう。
Julieさんは突然のことに、驚きながらも興奮したそう。気になる答えは、もちろん「YES」。
今後のことを彼女にインタビューすると、このように答えてくれた。
「綺麗な景色が見られるこの街が大好きだから、家はまた建て直すつもりです」
1人だったら路頭に迷ってしまいそうな出来事も、2人には「愛があれば何でも乗り越えられる」のだろう。
焼け跡の自宅前にいながらも、笑顔で写真にうつるDonさんとJulieさんを見ると、心からそう信じることができる。
Licensed material used with permission by Julie Adam Myers