なんで私たちは、一緒になれないの?「不完全な指輪」

途切れのない輪の形から、「永遠」の象徴とも言われている指輪。婚約指輪や結婚指輪はとりわけ、特別な意味を持ちますよね。

完全な輪になっている指輪が多い中、オーストラリアの人たちが、繋がっていない「不完全な指輪」を左手の薬指にはめ始めました。

そこに込められた意味とは?

真ん中で途切れた指輪

一部分が欠けてしまっている、不思議な形の指輪。永遠の象徴であるはずの輪っかが途切れています。

Acceptance(受け入れる気持ち)が、欠けているんじゃないかしら」

結婚の平等を訴える
Acceptance Ring

「Acceptance Ring(受け入れる気持ちの指輪)」と名付けられた、不完全なリング。実はこれ、「一人ひとりが繋がっている世界」をミッションに掲げるAirbnbが発表した「結婚の平等」を訴える指輪でした。

オーストラリアでは、まだ同性婚は法的には認められていません。三分の二もの国民が「誰もが結婚できるようにすべき」と考えているにも関わらずです。

その制度は、この指輪と同じように不完全なものである、ということを表現しているのです。

「この隙間を埋めないといけません」

どんな人も
パートナーと結婚できるように

「私たちが」

「私の親友が」

「私自身が」

みんなが結婚の平等を獲得できるまで、この指輪をはめ続けるという人々。こうして「受け入れる心」の輪が広がっていきます。

こちらの指輪はe-bayで販売中ですが、日本への発送は行っていないようです。

でも、自分でカスタマイズした画像をSNSでシェアすることで、ムーブメントに参加することもできます。このメッセージに心が動かされた人は、Airbnbの特設サイト「Until we all belong.」を覗いてみてください。

Licensed material used with permission by Airbnb
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。