人生で大切なことは、すべて「バレエ」が教えてくれた
人生で襲いかかるさまざまな災難も、できるだけ、しなやかにかわしたいもの。今回「Elite Daily」で見つけた記事の執筆者は、15歳にしてアメリカン・バレエ・シアターの一員として公演を果たしたEmma DiGiovineさん。
選ばれるためには過酷なトレーニングを乗り越え、メンタルを極限まで鍛え上げる必要があったそうです。そんな彼女が、自分の経験から見つけたという人生の成功術を紹介しましょう。
01.
つらいときこそ
笑顔であれ
バレエは未だに「スポーツの一種」と思われることは少ないようだけど、立派な競技なの。水膨れや肉離れ、爪が欠けることだってあるし、精神的に弱かったら、決して挑めないわ。ほかのスポーツと違うところといえば、つねに軽々とこなしてるように見せなきゃいけないってところ。
例えるなら「美しくダンベルを持ち上げる」という感覚ね。どれだけ身体的につらくても、決して表に出しちゃダメ。
そうやって、つらくても踏ん張ることを学んできたから、大変なときでも笑顔でいられるの。
02.
努力すれば成長できる
バレエはとても奥が深くて、まだまだ知らないポーズもたくさんあるし、ステージ慣れだって、回数を重ねてこそ磨かれるもの。
私には、ずっとコンプレックスがあったの。バレエをやる子って、生まれつき弓のように反った脚の子が多いんだけど、私はそうじゃなかったから、常にその壁を乗り越えなきゃいけなくて…人一倍努力した。その分、結果が現れたときは本当に嬉しかった。
誰だって、今の自分より成長する力を持っているはず。その気にさえなれば、どんなことでもできるって、バレエが教えてくれたの。
03.
周りと自分を比べない
バレエは一発勝負。審査員の前で自分のベストを出せなきゃ、それまでの努力も水の泡。周りと自分を比べて気を落としていたら負けよ。審査会場なんて、まるで戦場。「自分は自分」って言い聞かせることが大切ね。
人生にも「ここぞ」っていうときがたくさんあると思うわ。そのときに実力を発揮できるかどうかで、運命が変わってくるの。どんなときも、自信を持って挑むことの大切さを学んだわ。
04.
自分の強みを
どれだけ出せるかが勝負
ステージの上で、どうやって存在感を出すかが「バレリーナ」。動きで、いかに観客を惹きつけられるかが勝負なの。バレエって、たとえ一曲でも人を感動させる力があるの。
人生においても、周りと差をつけることで成功につながるはず。困難な状況にぶつかっても、諦めずに突き進めば、必ずチャンスは掴み取れるものよ。
05.
個性もチームワークも
同じくらい大事
言葉を交わさないのも、バレエの特徴。球技みたいにベンチからコーチが喝を入れるなんてことはないの。ステージに立ったら、仲間を信じて踊り通すのみ。
でもこれって、人生にも同じことが言えると思わない?周りの人を信頼してこそ、チームでプロジェクトを成功させられるから。
恋愛だってそう。完璧な相手なんていないから、お互いの短所を認め合って、うまくお付き合いをしていくの。