読むと心がチクリと痛む恋愛論。「自分に都合のいい現実を生きていませんか?」
今一度、自分の恋愛を見直したくなってしまう記事を書いているのは、「Elite Daily」の人気恋愛アドバイザーPaul Hudsonさん。
もしかしたら、あなたは今のパートナーに惹かれているのではなく、相手が「いる」という事実に満足しているだけではないでしょうか?
こういった彼の辛辣な指摘は、的確すぎて心が痛みますが、しっかり自分の気持ちと向き合うためには、知っておいたほうがいいのかもしれません。さっそく、彼の主張を見ていきましょう。
本当は誰かを
そばに置いておきたいだけ
私たちは「愛されたい」という、強い欲望を持っています。「独りでいられない」というわけではありませんが、その「独りの時間」が楽しめるのは、一緒に出かけたり、どうでもいい話をしたり、笑い合ったりする相手がいてこそ成立するもの。
たくさん友だちがいれば、少なからず「寂しい気持ち」は緩和されるのかもしれません。でも、恋人がいないことで「独りの時間」が大幅に増えてしまうと、孤独な感情はさらに強いものになります。徐々にツラくなり、冷静な判断ができなくなってしまうのです。
この状態に陥ると、「どんな関係でも、いいから誰かと一緒にいたい」と思うようになります。そして、寂しさを埋めるためにパートナーを選ぶようになるので、相手の本質にあまり目を向けなくなるのです。
人は変化を拒むもの
人によっては受け入れ難いことかもしれませんが、人間は必ず変化をしていくものです。
とは言っても、突然ガラリと変わるわけではなく、出会う人や環境によって、少しずつ人生観や人への接し方が変わっていくのです。
いい方向に進んでいけばいいのですが、悲しいことに、必ずしもそうとは限りません。自分のせいなのか、それとも環境のせいなのか…と、そんなことをいつまでも考えるのは時間の無駄でしょう。だって、悪くなってしまったものはもう仕方のないことですから。
それでも「もともとあった幸せ」を手放さないように、人はこの「変化」から目を背けようとするのです。
知らないうちに
「自分に都合のいい現実」を
生きている
付き合ってから3ヶ月くらいは、まだ初々しさのあるラブラブ期間。でも、カップルによっては数週間で魔法が解けてしまったり、逆に数年経っても変わらなら関係でいられたりします。いずれにしても、この魔法が解けた瞬間、関係が崩れていくのはどのカップルにも共通すること。なぜ、このようなことになるのでしょうか?
じつはこの期間は、本当の自分を相手にさらけ出せるまでにかかる時間。そして、本当の自分を出すと相手の心が離れていくのは、相手が期待している「理想」と「本当の自分」がかけ離れているからです。
多くの人は相手に「理想」を抱き、いつの間にかそれが相手の本当の姿だと思い込んでしまいます。ただ、この「架空の現実」を何年も真実だと思い込み続けるカップルも、少なくありません。
最終的には、相手を100%理解することなんて不可能なのです。だからこそ私たちは、自分にとって都合のいい現実を作り上げてしまうのでしょう。