車イスの姉妹が、イラストで伝える「私たちの日常」
JessicaとLiannaの姉妹は、電動の車イスで暮らす、身体障害者。
デザイナー兼イラストレーターであるふたりは、自分たちの日常をイラストで紹介しています。知っているようで知らなかった、障害がある人の「あるある」を見てみましょう。
01.
勝手に感動
しないでほしいの…
私たちはただ、障害があるなりの日常生活を送っているだけなの。だからいちいち感動しなくてもいいと思うのよね…。
02.
雪の日はこうなる
雪はね、大変なのよ、本当に。
03.
車椅子は
パーソナルスペース
この間カジノに行ったとき、隣の男性が車椅子の肘掛にもたれてきたの。だから上に肘を置いたら手を引っ込めたわ。車椅子は、私たちのパーソナルスペースなの。
04.
バリアフリーなのに
バリアだらけ
バリアフリーって書いてあっても、信用はできないの。ちょっとした段差でも乗り越えるのが大変だったり、自動ドアのボタンは高すぎて手が届かなかったり、ドアが狭すぎて通れなかったり...。
05.
自撮りはリスキー
握力が弱いから、セルフィーするのもひと苦労。毎日落としまくってるのに画面がまだ割れていないのは奇跡だと思う。
06.
ハグされると潰れがち
腕の力がないからハグし返すことは難しいけど…それでもハグって大好きよ!
07.
ジーンズは
おばあちゃんスタイル一択
ローライズのジーンズはお尻が出ちゃう。普通のジーンズでもまだ足りない。股上の深いおばあちゃんスタイルのジーンズじゃないと、うまく履けないの。
08.
デートアプリでは
ひどいことを言われがち
「車椅子にしてはかわいいね。セックスできるの?」
「君はとっても素敵だね、まるで障害があることなんて気にしてないみたいだ。とっても勇気づけられるし、これからも頑張って」
「一度、障害者とセックスしてみたかったんだよね」
これは、どれも私が本当に言われたこと。まったく、自分がとんでもないことを言っているっていう自覚はないのかしら?
09.
ママの身支度|パパの身支度
ママがやってくれるとバッチリなんだけど、パパのときは…。でも、やってくれているだけすごくありがたいとは思っているのよ!
10.
車イスは消耗品
私の車イスも、そろそろ買い替えどき。
座面にはお尻の跡がついているし、配線は飛び出ちゃってるし、どこから聞こえてくるのかわからないけどカタカタ言うし、コントローラーは勝手にオフになるし...。
毎日ずっと使っているものだから、傷むのも早いのよね。