捨てられるはずだった古いピアノを、デスクとして蘇らせた男性
これは、リサイクルやリユースと違って、ある素材を使って新たな用途を持たせることを指す「アップサイクル」を思わせる一例ではないでしょうか。
ミネソタ州に住むジョナサンさんは、引越し先の新居に置くデスクを探しており、クラシファイド掲示板に無料のピアノが出展されていることを知りました。楽器は、1907年製のアップライトピアノでした。
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立派な造形ですが、中はボロボロ。象牙の鍵盤も失われており、貰い手が見つからなければ捨てられてしまうと言われていました。
ミュージシャンでもあるジョナサンさん自身、ピアノを所有していたため、修理に費用がかかりすぎてしまうことも理解できました。しかし、捨てるには惜しい。そこで、ピアノをDIYでデスクに作り変えようと思い至ったのです。
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「世界大戦を二度も経験して、今もなおここにあるというのは素晴らしいことです。貴重な楽器を壊したと批判する人もいるかもしれません。ただ、こうして新しく生まれ変われば、次の世代に受け継ぐことだってできます」。
木工の知識や技術について詳しいわけではなかったという彼、素材や道具は製材所を訪ねたり、インターネットを使って、最低限のものを揃えたようです。
壊れて元どおりに直せなくなったものを見た時に、別の用途を考えてみることで、長く愛せる個性的なアイテムに出合えるのかもしれませんね。
Licensed material used with permission by Jonathan Miranda Sickmeyer