時代遅れな楽器やレコードで、「過ぎ去った文化」を再生する
音楽プロディーサーのChristian Pierinは、廃棄された音楽機材やレコードで偉大なミュージシャンたちのポートレイトを描いている。「古い」音楽と廃材を組み合わせたアートから、一体なにが生まれるのか……。
過ぎ去りし文化の「再生」
ジミ・ヘンドリックス
もともとChristianは、機材や楽器のコレクターでもある。音楽業界で働く彼は、新しいものがすぐに廃棄物になってしまう移り変わりの早さを感じていた。常に最先端を走ることが重要な世界では、“時代遅れのモノ”は全て捨ててしまうのが当たり前なのだそう。
そこで彼は、「過ぎ去りし文化を取り戻そう」と考えたのだ。
ジミ・ヘンドリックスやエリス・レジーナなど、偉大なミュージシャンのポートレイトを廃材で作るChristian。中には、自分の大切なコレクションも使っているよう。
捨てられてしまったモノで、今でも愛され続けるアーティストたちを表現。そうすることで、何度も再生される名曲のように廃材も再生できると証明しようとしているのかもしれない。
ジミー・ペイジ
エイミー・ワインハウス
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