元いじめられっ子が、海軍に入隊して身につけた「メンタルタフネス」の秘密
筋トレをするのと同じように、精神も鍛え続けるとタフになるもの。
Mental Toughness Training Center (精神トレーニングセンター)の代表であるAndrew Wittmannさんは、幼い頃はいじめられてばかりだったと言います。
そんな彼が、アメリカ海軍の特殊部隊であるNavy SEALsに入隊して身につけた7つの学びを「Inc.」のMarla Tabakaさんが紹介していました。
01.
恐れるものに踏み込め
ほとんどの怖さは「慣れ」で克服できます。たとえば運転を始めて間もない女子高校生を例として挙げましょう。
最初は極度の緊張を見せた彼女ですが、6時間ほどハンドルを握らせれば、1時間で恐怖心なんて忘れてしまいます。最終的には余裕すぎて、眠気覚ましにラジオを流し始めるはずです。
02.
手本となる人物を選べ
最初の数百万を稼ぐのは、ひとつの大きな壁。しかし壁と感じるのは、達成できるかどうかが不安だから。一度できてしまえばコツも掴めるので、少し簡単に感じてくるのです。
自分と同じ目標を実現している、手本となる人物を励みにしてみてください。すでに達成している人を見ていると、自分に対する信念も生まれてくるでしょう。
03.
頼れる人で周囲を囲め
汚い洗濯物を外に放り出すような仲間ではなく、溜まった洗濯物を指摘しつつも、片付けを手伝ってくれるような仲間を選ぶこと。
04.
苦労話は胸を張って語れ
逆境を乗り越えたときの体験談を語ることは、ある意味「勝利」に意識を向けることと同じ。今まで乗り越えてきた苦境を振り返ることが、次の挑戦に打ち勝つ強さになります。
前述した「最初の数百万」のように、一度やってしまえば二度目は楽勝になるのです。
05.
「頑張ります」は禁句
「頑張る」は、「やらない」と言っているようなもの。“やる”でも“やらない”でもない、逃げ道のような言葉なのです。パーティーに誘われて「行けるように頑張る」なんて言う人は、大抵が来ませんからね。
ヨーダの言葉を肝に銘じましょう。
「やってみる」ではダメ。「やる」か、さもなければ「やらない」か。
06.
大変でも逃げるな
人間は面倒なことを前にすると、すぐに逃げて回るでしょう。
ときは1500年代。アステカの黄金を手にするための戦いで、ヘルナン・コルテスは圧倒的優位に立ちました。その戦法とは、帰るために必要な船をすべて燃やすこと。「勝たなければ死んでしまう」という状況をつくり上げ、600人の軍隊で3万人の兵を打ち負かしたのです。
07.
強い心を持ち
決して諦めてはいけない
勇敢な者であっても、恐怖心がないわけではありません。自ら選んで恐怖心を断っているのです。加えて諦めない精神さえあれば、勝利はこちらのものと思っていいでしょう。
苦境をくつがえすために欠かせないのは、勇気と粘り強さです。それさえあれば、物事は自分の思うように進んでくれるはず。