あぁ、またひとつ「秋の軽井沢」へ行く理由ができた。

世界有数のリゾート、軽井沢。生前のジョン・レノンが毎年のように避暑地として訪れていたことや、天皇皇后両陛下の出会いの場所としても有名ですね。

そんな軽井沢の玄関口となる「軽井沢駅」の駅ナカが新たに、家族3世代が快適に過ごせる「行ってみたくなる駅」をコンセプトに掲げました。

懐かしくて、新しい。

旧軽井沢駅舎は1997年、長野新幹線の開通で一度取り壊され、新駅舎の開業後に明治43年当時の姿で再び建設されました。

窓や天井、その他の枠材など、当時のものを使用し、古き良き駅舎の姿で20世紀の歴史的遺産を展示する記念館として利用されていましたが、2017年の春に惜しまれながら閉館。

この街の歴史と文化が色濃く残る駅舎の再利用を求める声は多く、できれば記念館ではなく、駅舎として現役復帰させたい、と願う人も数多くいました。

この秋、その思いが形になるのです。

旧軽井沢駅舎は、しなの鉄道開業20周年事業として、10月27日に「懐かしくて新しい」軽井沢駅として復活します。

歴史的価値を持つ駅舎の外観や内装はそのままに、カフェやお土産売り場、子どもが遊びながらガラス張りの室内から列車を見ることができるスペースなど、テーマパークのような魅力を備えた施設へとリボーン。

デザインは、JR九州の豪華列車「ななつ星 in 九州」や観光列車「ろくもん」などを手がけた、水戸岡鋭治さん。

「ろくもん」に乗る前に
極上のひとときを…

とくに注目なのが、2階の貴賓室を使った、ろくもんラウンジ。

軽井沢から長野に至る「しなの鉄道」の美しい景観を楽しみながら、信濃の歴史・文化・食を満喫できる観光列車「ろくもん」。その食事付き、プレミアムワインプランのお客さまは、このラウンジを利用できます。上品な空間は、旅と始まりと終わりをさらに彩ってくれるはず。

カフェスペースで
200年の「歴史」を味わう。

1階のカフェスペースでは、200年の歴史を誇る小布施の甘味の名店「桜井甘精堂」が出店。小布施のスイーツと言えば何と言っても、栗。室町時代に初めて栗の菓子を作ったのが、この桜井甘精堂の初代 桜井幾右衛門と言われています。

小布施限定のスイーツ「栗の木テラスのモンブラン(数量限定)」や軽井沢店限定の新商品も楽しみ。

10月27日の朝10時からオープニングセレモニーが開催。秋深まる軽井沢に、紅葉でも見に行きませんか?

※イラストはすべて、完成予想図となります

Licensed material used with permission by しなの鉄道
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。