軽井沢で心穏やかに味わう「北欧の空気」。新ホテル開業

心穏やかに過ごして欲しいという願いを込められた、ドライブインを断熱改修し空気環境の快適さを求めたホテルが今月誕生した。

長野県北佐久郡軽井沢町に2023年9月1日開業したのは、セルフリトリート型宿泊施設「haluta hotelli still（ハルタ ホテリ シュティル）」だ。

20年にわたり営業せずにそのままとなっていたドライブインの躯体のみを残し再生させたその空間は、デンマークの厳しい冬を快適にする100%自然由来の断熱材「ロックウール」で建物を覆っているのが特徴。

外壁と内壁の間に組み込まれ、目に見えることはないこの素材は、冷暖房設備に頼ることなくひとびとの暮らしを守るノルディックスタンダードな仕様。

周囲の環境に配慮し調和しながら断熱性能の向上と空気環境を快適にする設計が施され、寒暖差による心身の不調や集中の改善など、“空気の良さ”を体験することできる建築となっている。

「haluta hotelli still」には、3つのテーマ“grand room”、“studio”、“terrace”の部屋が用意され、それも1部屋2名までのプライベートな寛ぎ空間になっている。

家具はすべてヴィンテージ家具が設えられ、内装は、天然素材を組合せて設計。塗料なども負荷の少ないものを使用し、プラスチック製品は使用せず、環境に配慮した運営を目指しているという。

名称に使用される“still”とは、ドイツ語で「静寂」という意味。

その意図を“北欧の空気”をデザインすることで巧みに表現した軽井沢のこのホテルで、自分だけの静謐な時間を過ごすのはいかがだろう。

『haluta hotelli still』
【所在地】長野県北佐久郡軽井沢町追分1372-6 still
【アクセス】しなの鉄道「信濃追分」駅より徒歩43分、「御代田」駅より徒歩29分
【料金】1泊1室2名様利用時 6万4000円～(朝食付き、消費税込)
【公式サイト】https://haluta.jp/stay
【Instagram】https://www.instagram.com/haluta_hotelli/
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