国内唯一の建築模型展示施設「建築倉庫ミュージアム」がOPEN(6月18日〜)

建築模型には、建築家の思考プロセスが集約されています。つまり、それは完成度の高い彫刻作品なのです!それが名だたる有名建築であればなおのこと。

2016年6月18日(土)にオープンする「建築倉庫ミュージアム」は、スタディ模型と呼ばれる検討用の簡易立体デザインから、完成型の竣工模型までを、保存・保管・修復するほか、展示まで行える国内初の施設となります。

棚にズラッと設置された模型をぐるぐる回遊しながら見て楽しめるとあり、たてものLOVERSにとっては待望の新スポット。

“収蔵庫そのものを展示する”

場所は、文化発信の場として注目を集める天王州。保存や保管を目的とする収蔵庫を、そのまま閲覧できるようにしようというのがコンセプト。

各棚には、出展者名に加え、QRコードを記載したパネルが置かれます。タブレット端末やスマートフォン等でスキャンすると、出展者の活動、模型作品の竣工写真や図面などの情報にアクセスできる仕組みに。

2016年6月3日時点の発表によれば、収蔵模型の出展者リストは以下のとおり。

青木淳建築計画事務所
阿部仁史アトリエ
北川原温建築都市研究所
隈研吾建築都市設計事務所
クライン ダイサム アーキテクツ
香山壽夫建築研究所
SANDWICH
シーラカンス アンド アソシエイツ
千葉学建築計画事務所
トラフ建築設計事務所
株式会社日建設計
坂茂建築設計
古市徹雄都市建築研究所
MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO + 芝浦工業大学建築学科原田真宏研究室
山本理顕設計工場
Wonderwall®
他。

※50音順。出展者、収蔵模型は変更となる場合があります。

同ミュージアムは、建築模型の集積地となることを目指しており、海外の文化機関と積極的に連携して展示企画等の事業を展開する予定。

羽田空港から15分とアクセスも良いので、建築の未来を育んでいくためにも、定期的に企画展やイベントなどを開催していくそうです。

仕掛けたのは寺田倉庫と一般社団法人日本建築文化保存協会。会場は約450平方メートル、天井高5.2メートルの広々とした空間で、世界最高水準の建築デザインが一同に並びます。建築のうんちくも学べるし、お気に入りのたてものが見つかれば、実際に現地に観に行くという楽しみも増えそう!

【施設概要】

■施設名
建築倉庫ミュージアム
■オープン
2016年6月18日(土)
■住所
東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫本社ビル1F
■電話
03-5769-2133
■開館日
火曜日~日曜日 
■定休日
月曜日
(ただし月曜日が祝日の場合は翌火曜日休)
■開館時間
11:00-21:00(入館は20時まで)
■入館料:大人1,000円、高校生以下18歳未満500円(税込)
■URL
http://www.archi-depot.com
■アクセス
東京モノレール「天王洲アイル駅」より徒歩5分
東京高速臨海鉄道りんかい線「天王洲アイル駅」B出口より徒歩4分
JR「品川駅」港南口より徒歩15分

Licensed material used with permission by 建築倉庫ミュージアム
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。