建築日数0.25日。つまり6時間で建つ家屋

憧れのマイホームが、なんと6時間で建てられてしまう。それもおよそ360万円ちょっとで。価格はさておき、突貫工事だったとしても建築工期たったの6時間て……眉唾モノですよね。

でもね、動画を見る限り、たしかにあっという間だった!

パタパタパタっと
組み立て式の住居

©M.A.DI. Home
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基礎を固めてその上に木造でも鉄筋でも骨組みを敷いて、というのが本来の家屋の建てかただと思います。が、イタリア人建築デザイナーが考案した、この「M.A.Di.」という家(と呼んでいいのか)は、まったく新しい概念。

建築基準法みたいは話をいったん無視すれば、ですけど。こんなカンタンに家が建ってしまうのか、とオドロキでした。

だって、ツーバイフォーと呼ばれるような木造枠組壁工法ともまったく違い、こちらはたたんだ状態からクレーンで一気に吊り上げちゃえばほぼ完成というものだから(ざっくり言えばですけどね)。

そんな家で大丈夫なんだろうか?

当然不安ですけど、これで造りはしっかりしているらしく、耐震性能もあるんだとか。山小屋のような三角とんがり屋根が印象的なこの家の内部はどうなっているんでしょう。

ライフステージに合わせて
カスタマイズ可能だって!?

©M.A.DI. Home
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なんでもこのM.A.Di.、いちばんのメリットは好きなようにカスタマイズできることだそう。広さや設備など、必要に応じて組み替えることができるというのです。

広さも27平米から84平米まで、送電装置をつけずに、完全ソーラー対応も可能、もちろん部屋数も可変式。ライフステージに合わせて構造を変え、永く暮らすこともできるっていうのはひとつのメリットですよね。

折りたためば移動も簡単。つまり引越しも楽チン。とは、さすがに行かないでしょうけれど、住み替えではなく家ごと移動ということも不可能ではなさそう。

イベントや災害時にも活躍

©M.A.DI. Home
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セカンドハウスなんて夢でしかないけれど、夏のあいだ専用のコテージととして、使わないときはたたんで倉庫に。みたいな夢を見てしまいますが、現実的なところ、設置時間の短さから、災害時の仮設住宅としても十分に対応してくれそうですよね。

Top image: © M.A.DI. Home
Reference: M.A.DI. Home
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。