3年間、毎日同じ服装で出勤。「それがなにか?」
日常のなかで選択することを最小限に抑えたい。それがクリエイティビティを保つ秘訣と語ったスティーブ・ジョブズは、毎日同じ服を着て生活したことで知られています。
ここに紹介する女性、Matilda Kahlも同じ思想。ジョブズのように、仕事に集中するためのスタイルを貫いたのですが、これが結構おしゃれ。今や、Instagramではファッショニスタ的扱いを受けるほどに。
白いシャツに細い黒革のリボンタイ、そして黒パンツ。
3年間、彼女が貫いたスタイルです。上司が他の洋服を買えるように昇給を申し出ても、決して変えようとはしないほど、彼女の意志は強いものだったとか。
では、なぜ?その理由はいたってシンプルなものでした。
朝、仕事に着ていく服を選ぶのが煩わしくて、その時間とエネルギーがもったいなかっただけ。生活をもっとシンプルにして人目を気にせず仕事に集中したかったんです。
広告代理店で働く日々は、かなりの時間とエネルギーを割かれるようですが、より仕事をクリエイティブなものにしたいと考えた結果、毎日この服装をすることにたどり着いたそう。
仕事を快適にする環境を整えるためなら、周りにどう思われようが気にしないという点に、プロ意識を感じませんか。
ファッショナブルな作業着
いくら毎日同じ服装といっても、ブルーワーカーと同じ作業着では意味がない。つねにクリエイティブの第一線でいられるよう「職場にふさわしい装いを」と、考えてこのスタイルを貫くMatilda 。
多忙ゆえ、毎日洗濯はさすがにキツい。そこで同じ白シルクのシャツ15枚、黒パンツも5本買い揃えたそうです。ファストファッションに走らなかったのも彼女のこだわり。毎日を快適に過ごすためのモチベーションなんですって。
逆に増したファッションへの情熱
ところで、平日に同じスタイルを続けることで、逆にファッションへの情熱が高まったとMatildaは言います。たまに仕事が早く終わった日や、週末には違う服を着て楽しんでいるんですって。以前よりもっとファッションを楽しみながら。
こういうのって勇気がいるし、周りの人の目もありますよね。それでも、余計なことに気を使わず、仕事に集中したいって人は、試してみるのもいいのかも。