アメリカ本社もビックリ! 日本で盛り上がってる「#goproのある生活」の謎。

Instagramで人気のハッシュタグはいくつもあるけれど、「#goproのある生活」もそのひとつ。2018年2月現在で、約83万もの投稿がされています。さらに、「#ゴープロのある生活」っていうのもあって、こちらは約93万投稿。

合わせると約176万投稿!!

コレ、すごい数です。

もちろん、もっと投稿数の多いハッシュタグもあるにはあります。でも「GoPro」という、いちメーカーのカメラの話ですからね。本来はもっとニッチなはず。相当数の人がGoProライフを送っているのは想像に難くありません。

というわけで、この「#goproのある生活」ムーブメントについて、GoPro社に協力を仰ぎつつ、調べてみました。

GoPro社は一切関与していない!

じつはこのムーブメント、当のGoPro社はまったくのノータッチだそうです。

そもそもGoProというカメラは、ニック・ウッドマン(現GoPro社CEO)というサーファーが自身のサーフトリップを撮影するのに適したカメラがなくて作ったのがはじまり。それが、サーファーやボーダー、サイクリストの間であれよあれよという間に広がっていったーーというのが、ざっくりとしたヒストリーです。もとより自然発生的に広がっていった製品なので、あまり広告展開はやっていないんですね。そういえば、他のカメラメーカーと違ってTVでCMとか観たことがありません。

そんな歴史を考えると、日本で「#goproのある生活」が人気なのも頷けます。使っている人たちが勝手に盛り上がってムーブメント化するっていうのがGoProっぽさでもあるわけです。

ただし、この「#goproのある生活」については、アメリカ本社も驚いているそうです。

なぜなら……。

あれ? アメリカと投稿写真&動画のトーンが違う……。

GoPro社が驚いているのは、インスタ上で盛り上がっていることそれ自体じゃなくて、投稿の中身です。

というのも、「#goproのある生活」をつけて投稿されている写真や動画が、アメリカやヨーロッパのファンが投稿するものとはちょっと違っているから。

前述の通り、GoProといえばアクティビティの際に「しっかり撮れる」っていうのがイメージ。実際、欧米から「#gopro」をつけて投稿されている写真&動画の大半がアクションシーンです。

一方、「#goproのある生活」の投稿は違います。

エクストリームなものもあるけれど、友達とのセルフィーだったり、景色だったり、スイーツだったり。もっと日常的なんですね。バリエーションも豊富です。

なかでも人気なのがトラベルやお出かけのシーン。

たしかに、コンパクトでタフなGoProはバッグに詰め込んで移動にするのにもってこいだし、広角だから背景も含めてセルフィーをするのにちょうどいい。

最新モデルの「HERO6 Black」に至っては、手ブレ補正も強力になったし、高画質の4K動画の動きもなめらかになっているので、トラベルやデイリーなシーンで使い勝手がいいようです。

でもね、「#goproのある生活」がこれだけ盛り上がっている背景は、単にGoProが高機能で便利だからってだけじゃないんです。

もうひとつ、GoProには秘密があるんです!

キーワードは「スマホフレンドリー」!

GoProがアクションシーン以外でも支持される理由。そのキーワードが「スマホフレンドリー」です。

ちょっと業界っぽい話(笑)になりますが、一般にカメラの最大のライバルは、スマートフォンだと考えられています。これはアクションカムでも、一眼でも、コンデジでも同じ。

そのなかにあってGoProは、PCを介さずにデータをスマホに転送可能です。また、動画編集に関しても、「QuikStories(クイックストーリーズ)」という機能があり、しっかりサポート。スマホと競争するんじゃなくて、共存するカメラというポジショニングです。

聞けば、GoPro社は「撮る」だけじゃなくて、「編集」「シェア」までの体験を重視しているんだとか。ハード(カメラ)のメーカーでありつつ、ソフトウェア(アプリ)のメーカーでもある、と。端的に言えば、インスタなどにアップしやすいカメラ。ゆえにSNSで盛り上がりやすいんですね。

結論!!

本題に戻ります。

Instagram上で、日本ローカルに発生してきた「#goproのある生活」ムーブメントの謎。

それは……

①タフで高性能なカメラなので、いろんなシーンで使いやすい。

②しかも、スマホフレンドリーでSNSに投稿しやすい。

というGoProの持つふたつの個性がベースにあるようです。

その個性から世界中でアスリートを中心にどんどんユーザーが増えていったわけですが、その過程で日本はちょっとしたガラパゴス化したのではないか、と。

日本のユーザーはなんでもエンタメ化するのが得意です。例えば、プリントシールの普及から続く独自の自撮り文化なんかは最たる例でしょう。「#goproのある生活」に見られるムーブメントもちょっと似ていると思うんです。

実際、「#goproのある生活」をチェックすると、日本独自の遊び心を感じます。広角を存分に使ったセルフィーやホームパーティーの動画などなど。GoProの機能をフル活用して遊んでる様がわかります。

謎の答えは“楽しむことに貪欲な日本人”というのがひとつの結論と言えそうです。

蛇足ですが、GoPro社も一番最初に「#goproのある生活」のハッシュタグをつけて投稿した方を見つけられていないそうです。一体、誰が始めたんだろう? 気になります~。

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