行方不明のGoProが2年ぶりに発見!そこに映っていたものとは・・・
2015年9月、アリゾナの砂漠で1台のGoProが発見されました。それは2年前にスタンフォード大学の学生たちが宇宙に打ち上げたもの。そこには、宇宙から見た地球の様子が、鮮明に記録されていました。
1分40秒に注目!
成層圏から見る
グランドキャニオン
もともとこのGoProは、学生たちが航空宇宙工学の論文に使う材料として打ち上げたものでした。メンバーは、Bryan Chan, Ved Chirayath, Ashish Goel, Tyler Reid, Paul Tarantinoの計5人。入念に準備をして、落下場所も事前に計算していました。こちらは打ち上げ当日の様子。気球で成層圏までGoProを運ぶという計画でした。空高く上がっていくGoPro。かなりのスピードです。さらにぐんぐんと上がり、高さ7kmに到達。成層圏から見るグランドキャニオン。谷になっているのが、視認できます。打ち上げてから1時間27分後。高度30kmに到達した時点で、気球が破裂します。
その11分後、GoProは地上に落下。一緒に打ち上げたスマホにより、GPSで落下場所がわかるようになっていたのですが、距離が予想よりも離れすぎたため発見に至らなかったそうです。
学生メンバーの1人、Chanさんは「ABC News」に、次のように語りました。
「AT&T(アメリカの電話通信会社)に勤めている女性が砂漠で見つけてくれたんだ。連絡を受けた時は信じられなかったけど、ものすごく興奮したね。ただ、2時間後に動画を見るはずが、2年後になってしまったんだけど…」
動画を確認したChanさんは、すぐにYouTubeへアップ。公開して2週間もたたずに、500万回以上再生されるほど人気に。
ところで、2年前に仕上げるはずだった論文は書けたのでしょうか?
Reference : ABC News
Licensed material used with permission by Bryan Chan