土曜、新宿、女ひとり。うっかり終電逃したら、「やすらぎのアパート」に辿り着いた。

深夜の歌舞伎町、それはカオス。道になぜか散乱する遊戯王カードを踏まぬよう、お店のビルからヌルッと脱出。終電は…ない。

あ〜あぁ、やっちゃった。

よりにもよってサタデーナイト。行きつけのネカフェは満室だし、眠らない街のホテルもおそらく満室(そもそも年頃の女ひとりは気がひける)。おまけに、オールするには体力がないと来た。はっきり言って、何気に「詰んでる」。

だってこういう時、特に女だとどうしていいかわからなくない?タクシーで帰れる距離でもなし。男の先輩はこの間公園で寝たって言ってたけど、曲がりなりにも20代女子。さすがにいいかげんなとこで夜は明かせません。

あ〜、もう無理、寝たい寝たい。変な照明のない風呂場のシャワーが浴びたい。広くて静かな所に行きた〜い!

ぽちぽちスマホを押してたら、そういえば、前になんかツタヤが24時間の何かをやってるとか聞いたな〜なんて思い出した。早速、「TSUTAYA 新宿 24時間」で検索検索。

これが素敵な夜の始まりだとも知らずに…

ここ、本当に深夜2時の新宿!?

※この写真は公式のものなので、外が昼です。

てんやわんやの歌舞伎町を抜けて数分、たどり着いたのが、「TSUTAYA BOOK APARTMENT」。なにこの、クリーンな空間。もう外とは全く空気が違う。ボロボロの心身が癒される。なんですかこれは。オアシスですか。

受付で利用時間を決めて料金を払ったら、あとは好きな本を読みながら好きなところでくつろいでOK、驚きの24H営業施設。朝まで凌げる6時間パックは、2,800円でオプションのシャワーも付いて来た!救いでしかない。

あっ、Tポイントカードあります。

そうそう、受付で書類を記入した時に、Tポイントカードを出しました。さすがTSUTAYA。ここ、利用するとポイントつくんだそうで。しかも置いてある書籍は購入可能で、買うと2倍のポイントがつくんだそうで。

ちなみに、私知らぬ間にレンタル期限切れちゃってたんですけど、店員さんが笑顔で「更新しておきました!」って言ってくれた。やさぐれた心に、しみるしみる。

ロッカー、個室、女性ブース完備

カードキーをもらって中に入ると、専用ロッカーに貴重品を預けられるようになっていた。寝床さえあればなんでもいい、なんて思ってたのになんだかワクワクして来たぞ。

+500円で使える、ベッドの個室ブース。横になって熟睡も可能なのだ。

6F女性専用エリアにはお化粧台も!他にも、12畳ぶんの共有スペースで女子会も開けちゃうんだって。普通に昼間も遊びに来たい。

蔵書に心奪われ、朝。

でも何よりも、嬉しかったのが蔵書の幅広さ。美術史関連から旅行のガイドブック、漫画、新書、雑誌、なんでもござれ。シャワーも浴びてスッキリしたら、大きなクッションの上で眠気も忘れて朝を迎えた。嘘でしょ、とても終電逃したダメ女の末路とは思えない。

まぁおかげで、すっごい寝不足だったんだけどね。なんだろうこの「やり遂げた」感は。購入した重たい本を大事に抱えて、朝日を浴びつつ電車でうとうと。のどかな日曜、今夜も読書に潰れそうです。

新宿の中で心置きなくくつろいで頂ける空間、特に女性のお客様には安心してご利用いただける店作り

を目指しているというTSUTAYA BOOK APARTMENT。

今度から、不安な夜はこの「アパート」に帰っちゃお。

ちなみに2月10日から、同ビルに23時まで営業で、TSUTAYA BOOK APARTMENTへのテイクアウトが可能なダイニングレストランもオープンしているんだって!詳しくはコチラ

Licensed material used with permission by TSUTAYA BOOK APARTMENT
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。