生まれながらに「こういうセンス」を持っている人が、稀にいる。
なにか特別努力しているわけでもないのに、誰からも愛される人っていませんか?ものすごく自然体で、言いたいことも結構自由に言っているクセに、周りにはいつも人がいて、嫌味も感じない。
努力しても、身につけられそうにないスーパースキル。もはや、生まれながらに持っている「愛される才能」だと思うんですよね。そして信頼もあるから、職場でも、リーダーに向いている。
『Inc.』のライターMarcel Schwantesさんが紹介している「リーダーシップに必要な5つの特質」に当てはまるなら、あなたはまさに、人から羨ましがられるタイプだと思う。
01.
人懐こくて
すぐに仲良くなるのが得意
優秀なリーダーは、その人間性によって簡単に人と繋がることができます。それは自分が欠点のある人間であるということを、素直に認めて、周りにも隠すことがないから。
リーダーがあまりに完璧であることを目指していると、部下は常に「失敗は許されない」と思い、必要以上に張り詰めた状態で仕事をしなければならなくなります。だからこそ、部下も人間味のあるリーダーに心を開きやすいのです。
02.
そばにいる人たちに
よく「落ち着く」と言われる
リーダーは、様々な方法でこれまで世界になかった価値を生み出すことを目指しています。それは多くの場合、孤独な戦いではなく、チームが一丸となって取り組むプロジェクトになるでしょう。
新しいことに挑戦するには常に恐怖と不安がつきものですが、優れたリーダーは部下の不安を取り除きます。顔を見ると、どこかホッとするのです。
リーダーが落ち着く存在だと、チームメンバーがそれぞれ創造性を発揮し安いです。自分の意見を述べられるように日頃から信頼関係を結び、「私たちは仲間なのだ」という意識を持たせる能力に優れているでしょう。
03.
感受性豊かで愛情深い
最近発表された『Oxford Handbook of Compassion Science』によると「思いやりのある経営」が高い組織パフォーマンスを示し、革新性、顧客保持力、収益性を向上させるという結果が出ています。
従業員の離職率も低く、ただ力を誇示するだけのワンマン経営よりも、人の苦しみに敏感で、困っている人には思わず手を差し伸べてしまうタイプのリーダーの方が、より良い結果を残すことができることは明白です。
04.
オープンではっきりしている
リーダーは自分が何を考え、どのような情報を得ているのか部下に開示することで、彼らのストレスを緩和することができます。それは指揮の明確さの表れでもあるため、チームワークが乱れにくいというメリットもあるでしょう。
少し極端な例ですが、ソーシャルメディア企業のBufferでは、CEOのJoel Gascoigneが自身の行動や考え、収入まで、従業員全員が見られるようなシステムを導入しています。
05.
人の感情の変化にすぐ気がつく
リーダーはより良い結果を出すために、従業員の情熱と創造性を引き出す必要があります。チームメンバーにはそれぞれ個性があり、皆モチベーションが上がるポイントは異なるでしょう。
リーダーは優れた観察眼で、それぞれの個性を把握し、どのようにすればかれらひとりひとりのモチベーションを上げることができるのか理解する必要があります。
以上の5つが、素晴らしいリーダーシップを発揮するための5つの特質です。厳しさよりも、人間らしさや優しさが人を惹きつけ、それが結果に結びつくということがよくわかりますね。