運を味方につける人の三か条、「悪く捉えない」「ふて腐れない」「ディスらない」

あらゆる分野で成功を収める人は、どんなに逆境に立たされても、自分の力によって人生をプラスに変える行動を起こすことができる人。

今まで数々のエグゼクティブと仕事をしてきた千田琢哉さん著『成功する人は、なぜ、占いをするのか?』(総合法令出版)のなかに、そんな成功者による「運」のコントロール方法についてまとめられた項目があります。

少し目線を変えることで好転するかもしれません。今の生活に疑問を抱いているならば、「運」を味方につける努力を!

「大凶」に書いてあることは
幸せになるための注意点

©iStock.com/sparkplugpictures

あなたはおみくじを引いたことがあるでしょうか。

おみくじに詳しい人なら、大吉よりも大凶のほうが希少価値があることを知っているはず。一般に、大吉は約20%程度の確率で比較的出やすいのですが、大凶は1%も含まれていません。確率から考えると、大凶を引くほうが圧倒的に難易度は高いのです。

これをあなたは負け惜しみと思うかもしれませんが、然るべき専門家に説明を受ければ、大凶の本当の意味や深さを理解できるでしょう。大凶には、これからの人生を逆転させるための、最高のアドバイスが書かれています。大凶を引いた人は現時点において最悪なのだから、今この瞬間から起死回生のターン・アラウンドを果たせるのです。

よく読むと、大凶には次のようなことが書いてあります。

「思慮を深め目標に向かって一歩を進めなさい」
「急には思うようにはならぬ」

まるで巷にある自己啓発本と同じ内容ではないかと思うでしょう……そうなのです。おみくじは、あなたがこれから幸せになるための注意点を、とても分かりやすく説明しているのです。

大凶は、自分への最高のアドバイスと考え、前向きに捉えましょう。

どんなに幸運の持ち主でも
ふて腐れたら意味がない

©iStock.com/shironosov

これまで私(著者)は、数多くの成功者と出会ってきました。中でも長期的に成功している人の特徴は、不幸な目に遭った際に、まるで神風に救われるように再起を果たしたということです。

これには、ほぼ例外がありません。どんなに幸運の持ち主でも、運の悪い時にそのまま潰れていく人はとても多いのです。たとえば、人を成長させる「逆境三条件」として「浪人」「投獄」「闘病」が挙げられます。

「浪人」とは、無職で社会的な役割を何も果たしていないこと。

「投獄」とは、罪人として刑務所に入ること。

「闘病」とは、大病を患って入院と通院を繰り返すこと。

これらは運の悪い状態だと思われがちですが、私が出会った長期的な成功者は、3つのうち最低1つは経験していました。中には、3つすべてを経験したという豪傑もいます。反対に、短期的な成功者は、逆境を前にしてそのまま消えてしまった人ばかり。

私は成功する人・しない人の違いを丹念に調査し、その結果、ある事実に気づきました。

それは、長期的な成功者が逆境でふて腐れなかったのに対して、短期的な成功者は逆境でふて腐れていたということ。この事実を知った私は、この先、自分にどんな不幸が降りかかっても、絶対にふて腐れることだけはしまいと心に誓いました。

運の周期を把握して
「種まき」「育成」「収穫」を繰り返す

©iStock.com/tortoon

運の良い人は良いなりに、運の悪い人は悪いなりに人生の周期が存在します。

周期とは「種まき」→「育成」→「収穫」を循環させてスパイラルを描いているとイメージすれば良いでしょう。

まず「種まき」の時期は誰にとっても仕込みの時期だから、収穫はできません。人脈やお金についても、今は仕込みの時期と割り切って、粛々と種を蒔き続けます。

次に「育成」の時期は種まきしておいたものが芽を出すので、それらをじっくりと育てることが大切です。

最後に「育成」は文字通り果実をもぎ取って味わう時期。「種まき」と「育成」をしっかりやり抜いた者だけが味わえるのが「収穫」です。

人生すべてにおいて「収穫づくし」に見える羨ましい人が周りにいませんか?

そうした方々は、複数の「種まき」をして、複数の「育成」をして、複数の「収穫」をしていることが分かるはず。イメージとしては、人生というフィールドで三毛作をしているような状態です。三毛作はムダがなく、調和が取れており、自然の摂理に沿っています。このリズムをマスターすれば、運の良し悪しに関係なく最高の人生を歩めるでしょう。

運が急降下していく瞬間とは?

©iStock.com/Tzido

これまで、もともと運の良かった人が、突如として運が悪くなる瞬間を何度も目撃してきました。

幸運な人々が不幸になる瞬間はハッキリしています。その場にいない、自分より運の良い人の陰口を言い始めた瞬間です。占い師たちに言わせれば、この原因は自然の摂理に反する行為をしたためということだそう。経営コンサルタント的な視点から分析すると、人は自分より運が良い人の陰口を言い始める頃には、もうすでに人生の下り坂へ突入しているのです。

人は皆弱い。どんなに強靭に見える人でも、つい陰口を言いたくなる時があるもの。本当に大切なことは、陰口を言うか否かではありません。つい陰口を言いたくなるような環境にしてしまった、これまでの自分の人生の歩み方こそが問題なのです。陰口を言わなければセーフという問題ではなく、陰口が頭をよぎっただけでもうアウトなのです。

陰口を我慢して言わないようにするのではなく、そもそも陰口が頭をよぎらない人生を歩むことが大切。そのためには、自分の宿命を知り、日々成すべきことをして運命を開き続けてください。

※この文章は「成功する人は、なぜ、占いをするのか?』(総合法令出版)から抜粋、編集したものです。

Top photo: © iStock.com/PeopleImages
Licensed material used with permission by 総合法令出版
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。