都会でできる最高の遊び「RUN×SAUNA」

「楽しく、そして気持ちよく」
これがRUNに求める絶対条件

好きな音楽を大音量で聴きながら夜の街を流すRUNは、いつもの路地や商店街、そして街全体を巨大なクラブにしてくれる。

「解放感」という意味では、クラブというよりも、その感覚はフェスやレイブに近いかもしれない。街灯やビルの明かりをストロボやレーザーに見立てて、楽しく、気持ちよく、踊るように、走る。それが僕のRUNの楽しみ方だ。

「走る」という動作が「ランニング」という行為になり、ついに「RUN」と呼ばれるカルチャーへと発展を遂げた今、その楽しみ方は無限に広がった。

そんななかで見つけた、最近の僕のお気に入りのRUN。それが、ゴール地点をSAUNA(サウナ)に据える「RUN ×  SAUNA」という新たなRUNのスタイルだ。

僕が「RUN ×  SAUNA」に
ハマった理由

僕はFUN RUNを愛するランナーであると同時に、それと同じくらいか、もしかするとそれ以上にSAUNAを愛している「サウナー」だ。

僕が代表を務める「TABI LABO」では、先日、ある制度を導入した。スタッフがSAUNAを利用すると、その費用の一部を会社が負担する「サウナ補助制度」なるシステムだ。福利厚生の一環だが、おそらく利用者の第一号は、社長である僕自身だろう。

それほどまでにRUNとSAUNAを愛する僕が「RUN × SAUNA」にハマッている理由は、主に二つ。もったいぶるつもりはないけれど、“二つ目”の理由から書いていこうと思う。

これからもRUNを
楽しんでいくために......

RUNに臨む姿勢や楽しみ方は、人それぞれだ。

タイムや距離をはかって自分の限界に挑んだり、気の合う友人や仲間とじゃれ合いながら走ったり、僕のように、空想のなかで街をフェス会場にしてみたり……。

ただ、どんなスタイルでRUNと接していたとしても、RUNが身体中の筋肉をくまなく使う全身運動であり、「走る」という「スポーツ」であることに変わりはない。

スポーツである以上、多少なりとも筋肉は傷つき、炎症を起こし、熱をもつ。

当然、適切なケアをしなければ、筋肉に疲労は残り、回復にも時間がかかる。

そんな筋肉疲労にもっとも効果的とされ、世界中のアスリートたちがトレーニング後や試合後などにおこなっているのが、氷や冷水で熱をもった筋肉を急速に冷ます「アイシング」と呼ばれる処置方法だ。

しかし、RUNは全身運動。体全体を冷やせる量の氷を用意することなど、まず不可能。

「プールに首まで浸かったり、水のシャワーを頭から浴びればいいのでは?」と考えるかもしれないが、ジムなどのプールのほとんどは25度前後の水温に設定されており、夏場であれば水道水の温度も20度を超えるため、運動で熱くなった筋肉を冷却する効果は、ほぼ期待できない。

「水風呂」の効果と
「FUN RUN」の意味

そこで「SAUNA」である。

誤解のないように伝えておくと「RUN × SAUNA」の「SAUNA」は施設のことであり、あの室温90度前後の熱気が満ちるサウナルームのことではない。

なぜ、RUNのゴールをSAUNAにするのか──。

ランナーでサウナーの僕が「RUN × SAUNA」にハマった“二つ目”の理由。

それは「水風呂」があるから。

そもそもが高温の体を冷やすために設置されているSAUNAの水風呂は、水温15度~18度にキープされていることが多く、アイシングに非常に適している。事実、僕個人の感想ではあるけれど、RUNの後で水風呂に浸かった翌日は、体に疲労感が残ることもなく、それまでよりも早い筋肉の回復を実感することができた。

ちなみに、一般的なSAUNAの楽しみ方は「SAUNA(加熱)→水風呂(冷却)→外気浴(休憩)」のサイクルを繰り返すというもの。そして、その末に訪れるのは、サウナーたちの間で「ととのう」と表現される、このうえない恍惚感だ。

「RUN × SAUNA」。これは、いつまでも、無理なく、怪我なく、健康的にRUNを楽しんでいくための理にかなったスタイルといえるだろう。

 

そして、後回しにしていた“一つ目”の理由は、言うまでもなく「RUNの後の水風呂は最高に気持ちいい」から。「RUN × SAUNA」とは、つまり「ランナーズハイ」と「ととのう」を掛け合わせることであり、最強の恍惚感を得られる奇跡の組み合わせなのだ。

さらに、ここに冷えたビールの一杯でも加われば......ほら、もう最高。

アンダーアーマーは「RUN × SAUNA」だけでなく、様々なRUNのスタイルや楽しみ方、オシャレで実用的なギアなど、あなたの快適なランニングを全面的にサポートしてくれます。