見捨てられた「中東のパリ」をカラフルに彩るアートプロジェクト

レバノンは中東の国ですが、その風景はどうやら日本人がイメージするそれとは違うようです。かつてフランス領だったこともあり、建物の多くはヨーロッパ風。とくに首都ベイルートは“中東のパリ”と呼ばれ、美しい街並みが人気を集めていたとか。

「集めていた」と過去形にしたのは、1975年から15年間も続いたレバノン内戦などで、観光地としての人気も衰退してしまったから。

そんなベイルートを再興しようというアートプロジェクトが「Ouzville」です。建物を彩って……というのが、具体的な活動内容なんですが、その規模がスゴイ。

写真を見てください。

ビル一棟や二棟に色を塗りました、なんてもんじゃなく、海岸沿いの建物が全部カラフルに。イタリアのブラーノ島みたいです。インスタジェニック!

実際に効果もあったようで、今では観光客向けのツアーも盛り上がりをみせているようですよ。

Top image: © Ouzville
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。