難民の子どもたちへ教育の架け橋に。中東版『セサミストリート』が放送スタート

1969年の誕生以来、世界中で愛され続けている『セサミストリート』。そのアラビア語版『Ahlan Simsim』中東全域で放送開始となる。

国際救助委員会(IRC)とタッグを組み、制作された中東版セサミストリート『Ahlan Simsim』。中東のテレビチャンネル「MC3」のほか、IRCが運営する教室や、イラクヨルダンレバノンシリアにあるヘルスクリニックでも放送される。

アラビア語で「ウェムカム・セサミ」を意味する同番組には、人気キャラクターのエルモ、クッキーモンスター、グローバーをはじめ、中東の子どもたちに親しまれるような新キャラクターも登場。

新たに仲間に加わるのは、オレンジ色の少年パペット“Jad”とパープルの少女パペット“Basma”、赤ちゃんヤギの“Ma’zooza”。「着の身着のままでここにやってきたから、おもちゃをひとつも持っていない」と話す“Jad”は、引っ越しを余儀なくされた難民という設定。とても切ない台詞だが、これが中東の現実だ。

シリア内戦など、社会情勢が不安定さを増すなか、心に傷を負い、怒りや不安、トラウマを抱える子どもたちが何万人もいる。『Ahlan Simsim』では、読み書きだけではなく、そういった感情ケアも歌にのせて教えている。

放送は2月2日(日)より。Youtubeでのデジタル配信も予定しているとのこと。

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