元シリア難民のライアン・アルシェブル氏が、独オステルスハイム自治体のトップに

ドイツで、元難民が自治体のトップになったらしい。

オステルスハイムという自治体の長に選出されたのは、29歳のライアン・アルシェブル(Ryyan Alshebl)氏。じつは、彼は元シリア難民で、2015年にドイツに来たという。

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同氏は、兵役から逃れるためにバックパック1つでシリアを脱出。当時のドイツはメルケル政権が難民受け入れを主導しており、アルシェブル氏はレバノンやギリシャなどを経てドイツにたどり着いたそうだ。

最初はドイツ語が全く分からなかったが、驚異的なスピードで習得したとのこと。その後はアルテンクシュテット自治体で市政に携わるにつれて、地方政治への情熱が生まれたんだそう。

彼は、「私は自治体の長であり難民支援団体の責任者ではないから、難民のサポートよりもオステルスハイムの発展に注力したい」と述べている。

8年の任期でオステルスハイムがどう変わるかに注目だ。

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