世界では、難民の子ども700万人以上が学校に通えていないらしい

難民問題を扱う国連機関「UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)」は、世界の難民児童約1,480万人のうち半数以上が現在正式な教育を受けていないことを明らかにした。つまり700万人以上の子どもたちが学校に通っていないということだ。

さらに2022年末までに難民児童の数が前年の1,000万人から約50%ほど増加したことも明らかにしている。どうやら、本格的なウクライナ侵攻の影響が主な要因らしい。このままではSDGs目標4の「質の高い教育をみんなに」の達成も危ぶまれるとのこと。

 

ここでひとつ、確認しておきたいのが「難民」の定義。

「UNHCR」によると、難民とは「迫害や紛争、暴力、または公共秩序の著しい乱れによって、国際的保護を理由に出身国を逃れた人々」としている。

現状、日本での難民認定の数は極めて少ないため、我々日本人が日常生活で難民の方と接する機会はあまりないかもしれない。それに日本では、すべての子どもが小学校・中学校の9年間、教育を受ける権利を持っている。

だが、世界では決して当たり前ではないことを、今一度考え直してもいいかもしれない。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。