1日に700人の子どもが「水」で命を落としているという現実

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

世界水の日

地球は表面積の約70%が海で占められており、その特徴から“水の惑星”と呼ばれています。

しかし、人間をはじめとした多くの生物の生命維持に必要な“淡水”の割合は、そのうちのわずか3%未満。さらに、急激な人口増加や都市化、気候変動、経済発展に向けた資源の過需要などにより、飲み水として耐えうる水は、年々少なくなっています。

今日3月22日は、1993年の「国連総会」で定められた国際デー「世界水の日」。

「ユニセフ(国際連合児童基金)」の発表によると、現在、世界では1日に700人にも及ぶ5歳未満の子どもが、水不足や衛生的ではない水の影響で命を落としているといいます。

2019年の「国際連合広報センター」のリポートによると、77億人いるとされる世界人口は2050年には95億人に達し、水資源の不足はさらに深刻化することが確実とされています。

蛇口から清潔な水がいつでも提供されるこの国の整備されたインフラに感謝しつつ、コップ一杯の水も口にできない多くの人がいることを、今日、あらためて考えてみてください。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。