高校中退から資産5,700億円。リチャード・ブランソン氏の「1日の過ごし方」
仕事とプライベートを両立するのは、なかなか難しいもの。そんな時は、成功者が何をしていて、何をしていないのかを学んでみると良いかもしれない。
ここでは、ヴァージン・グループの創業者リチャード・ブランソン氏の1日を紹介したいと思う。
Photo by Greg Rose
本題に入る前に、日本での彼の知名度はそこまで高くないだろう。出身はイギリスで、幼い頃から文字の読み書きに困難を抱えているという。高校を中退した後、レコードビジネスを成功させ、航空業界にも進出し「ヴァージン・アトランティック航空」を設立。今では宇宙事業にも力を入れていて、その総資産は51億ドル(約5,700億円)にも及ぶという。
そんな彼の1日を見ていこう。
仕事の前は
運動と家族の時間にあてる
Photo by Christian Anderson-Ramshall
彼の1日の始まりは早く、いつも5時に起床して、エクササイズをする。やることは、テニスやランニング、カイトサーフィンなど様々だ。その後は家族と一緒に朝食を食べるとのこと。
彼はこう言う。
「運動と、家族と一緒に過ごす時間が、僕にやる気を出させてくれるんだ」
ちなみに、朝早く起きるのは彼の住んでいるイギリス領ヴァージン諸島とオフィスとの時差を埋める、という理由もあるらしい。
ブログのフィードバックを
読むのが日課
仕事をしている時間は、メールなどをチェックして、アシスタントの質問に答える。常に誰とでも連絡を取れる状態をキープしている、とのこと。
メールと電話をしていない時間には、ニュースをチェックしてブログを書く。難民やLGBTに対する偏見、死刑制度についてまで、考察は日によって異なる。
それをSNSにアップして公開し、読者からのフィードバックを読むのが好きなのだそうだ。
元気の源は
1日20杯の紅茶
また彼は、やる気をキープするために1日に紅茶を20杯も飲むらしい。また、ミーティングを兼ねたランチも重要にしている。というのも、彼はフォーマルなことが苦手だから。もし時間が取れなかったら、歩きながらミーティングをするというほどの徹底っぷり。
また、海やプールに入っているとき以外はノートを持っていて、アイデアをいつでも書き込める状況を作っているとのこと。そこにはたくさんのライフハックが詰まっているようだ。
苦手なことから逃げずに
楽しむ方法を探る
一日の最後はみんなで夕食をとり、1日の出来事を話す。この場から新しいアイデアが生まれることもあるらしい。そして、6時間の睡眠を確保するために23時にはベッドに入るとのこと。
彼のルーティーンをみると、自分のやる気を出すために仕事前の運動をしたり、紅茶を飲んだりと、とにかくセルフコントロールに長けている。また、苦手なことから逃げるのではなく、それを楽しむ方法を探るというポイントも見習いたいものだ。