世界が注目した「かぶりもの」2万9,700円

初見ではもう何が何だかわからない。

だから、もはやこれのなにがスゴイかじゃなくって「スゴイって言われている」ということがオモシロイって話をさせてください。

まずは、写真をよーく見て。

問題:何をしているところでしょう?

何かに取り憑かれている人でもなければ、アヤシイ儀式の最中でもありません。

見えます?このフシギな物体の上部に設置されているのは鏡なんですが、それがヒント。うまく使うとこんな感じに握手もできます。

キリンの“視点”で遊ぶ

さて、正解は「アイテレポーター」。ざっくり言えば、屈折する鏡の視界を利用して視点を移動させる装置で、ある意味お遊びのためのツールという表現が正しいのかも。

なんだかよくわからないツール(装置)の紹介を、制作者はこんな言葉で説明しています。

視点を変えて頭の上へ、その世界は超長身の人が見る世界。視点を変えて、今度は頭の上からの視点を後ろ向き&上下逆さまに。床が天井で天井が床で……。

視点を高く、低く、前向き、後ろ向き、逆さまなど、感覚を刺激する様々な設定が可能です。

Eye Teleporter(https://www.gnr8.jp/eye-teleporter.html)「GENERATE」より引用

人々の視点を日常とは別の異次元へとテレポートしてくれる装置。と称するにはいささか軟弱な感じも否めませんが、フシギな世界に迷い込ませてくれるアートプロジェクトということはわかりました。

実際に買うこともできるこの製品。確かに使ったら楽しそうではあるけど、あんまり現実味はない?

じゃあ何がオモシロイのかっていうと、この卓越したセンスがものすごい注目を浴びちゃったってこと。

世界が認めたハイセンス

リトアニアのアーティストユニット(Aurimas Lazinskas, Vainius Markelis and Saulius Sestavickas)によって作られたこのユニークな装置、その高いデザイン性が評価され、雑誌『WIERD』の表紙まで飾ってしまったんです。

ひとたび被れば、自分には見られるはずのない世界が覗ける。加えてそんなすごいアートプロダクトなのに普通に通販で、しかも2万円台で手に入るっていうとこにも、なんだか不思議にワクワクしてくるのは僕だけだろうか。

わ〜い、パパと同じ目線!

異様な雰囲気だけど、見えてるよ。

なんともいえない。でも気になる。

ちょっと覗いてみたくなったっていう人は、こちらから。

Reference: Generate Design
Top image: © Generate Design
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。