1本9.99ドルの落書きバナナ。これだけで年商1,382万円だって!?
さすがは自由の国アメリカ、としか言いようがない!だって、ささっと落書き……いえ、イラストを描いただけのバナナが、9.99ドル(約1,071円)で飛ぶように売れているというのだから。著名なアーティストならともかく、その絵っていうのが、まあこんな感じです。
イラスト入りバナナが
飛ぶように売れる!?
このちんぷんかんぷんなビジネスを起動に乗せ、なんと年商130,000ドル(日本円にして約1,382万円)にまで成長させたのは、テキサス州のスタートアップ企業「Bananas Gone Wild」。人気ポルノビデオシリーズ『Girls Gone Wild』に掛けての命名(?)かどうかは定かじゃありませんが。
創設者のDavonte Wilson氏は、もともと医療機器のソフトウェア開発を学ぶ学校に通う学生でした。1日8時間の授業にヘトヘトだったそう。おやつ代わりにいつも持ち歩いていたのがバナナでした。
「ちょっとした気晴らしだったんだ」。持参のバナナに落書きをしたことがキッカケとなり、まさかまさかの仰天ビジネスをスタートさせちゃったんだそう。
「もともと絵を描くことが好きってのもあるけどね。だってさ、感謝の気持ちや愛のメッセージを届けるのに手紙よりもバナナの方が断然面白いに決まってるよ。クールじゃん」。
と「Forbes」に語る Wilson氏。落書きしたバナナ1本9.99ドル。これが飛ぶように売れるっていうんだから、世の中って不思議。
メッセージを添えて友だちや同僚に送るバナナ
ところで、実際このバナナ誰が欲しがるの?というギモン。どうやら、親しい友だちや同僚にプレゼント代わりに送るのが流行っているみたいです。イラストの他にメッセージ入のバナナも。WEBサイトからは、カスタムオーダーも受け付け可能。友だちの似顔絵やメッセージ入りバナナを注文する人も多いそう。
食品が送られてくる訳ですから、やっぱり気になるのはその鮮度。ページのFAQには、オーダーを受けてから2営業日以内に届くとの説明があり、画像を見る限り完熟を見計らって届くようなことはなさそうです。
送られた側からはどんな反応が帰ってくるのでしょうね…。考えれば考えるほど謎は深まるばかりです。