カナダに突如現れた2m超えのバナナ。いったい何のため?
「The Community Against Preventable Injuries」は、事故や事件、怪我を未然に防ぐために、時にユニークな方法で注意を呼びかけているカナダの非営利団体。
2012年には、バンクーバーを代表するスポット、イングリッシュベイの銅像「A-maze-ing Laughter」にライフジャケットを着せ、毎年約500人が溺死する事件が起きているのは他人事ではないぞ!と注意を促したことで話題となった。
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6月初旬、ダウンタウンの中でも特に人通りの多い、ジョージアストリートとグランビルストリートに、高さ約2.5mの巨大バナナが突然現れた。人々を驚かせたこのオブジェも、今年で活動9年目を迎える彼らの仕業だ。
「目の前にあるバナナの皮に気が付けば、踏んで転ぶこともない。危険に気付き事故を未然に防ぐ大切さを認識してもらいたい」と語っている。
ほとんどの事故は、たいていの場合前を見て気をつけていれば防げるものだ。転がっているバナナの皮のように。視覚的にそれを訴えるため、このプロジェクトが生まれたという。
現場では多くの人が足を止めスタッフから説明を聞いたり、記念撮影が行われていたそう。
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チャーミングでありながらも、悲しい結果を未然に防ぐために人々にこうして呼びかける活動は、なんともカナダ人らしい優しさの見せ方だと思う。
Photo by John Lau/The Community Against Preventable Injuries
Licensed material used with permission by The Community Against Preventable Injuries