ジャン・ヌーベルの最新建築がこれまた未来すぎる

「カタール国立博物館」や「ルーブル・アブダビ」を手掛けたフランス人建築家ジャン・ヌーベルが、10月27日にサウジアラビアのアルウラ砂漠の砂岩の丘に彫られる地下ホテル「Sharaan」のデザインを公開した。

このホテルは、サウジアラビアで最初に世界遺産に登録された古代都市・マダイン・サーハレの近くに建設される予定で、首都リヤドからは約1100km離れたところに位置する。

AlUla Jean Nouvel
© All renderings are courtesy of Atelier Jean Nouvel, 2020

ヌーベル氏は「アルウラ自体が博物館であり、古代から引き継がれているすべての文明の魅力を保持しなければいけない」との使命感を持ち、紀元前に栄えたナバテア文明からインスパイアされた、遺跡内に自然と溶け込むようなデザインに仕上げた。

ホテルにはゲストルーム40部屋3つのヴィラが設けられる予定で、リゾート全体としては、ホテル周辺にリトリートサミットセンターレストランなどを設ける。このリゾート開発を通じて地域経済への貢献を目指すそうだが、完成は2024年になる見通し。

デザインの力で自然の風景と完全に調和したホテルの誕生に期待だ。

© Jean Nouvel/Twitter
Top image: © All renderings are courtesy of Atelier Jean Nouvel, 2020
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