マニアもビギナーも「興奮」が止まらない「塊根植物」の専門店がオープン!

いまやインテリアとしてだけでなく「大人のオトコの趣味」として注目を集めている、多肉植物の一種「塊根(かいこん)植物」。今回は、そんな「塊根植物」への好きが高じて専門店をオープンさせたユニークなオーナーと注目のお店、そしてこの秋にオススメの「多肉&塊根植物」に迫ります。

ブームをさらに加速させる
新感覚のグリーンショップ

© 2018 saorisaurus

肉感的な佇まいが特徴の「塊根植物」がトレンドになりつつある今、世田谷・豪徳寺に注目の専門店がオープンしました。

その名も「SLAVE OF PLANTS(スレイブ・オブ・プランツ=植物の奴隷)」。

9月初旬にオープンしたばかりというこのお店。店内はこじんまりとしながらも所狭しと多種多様な塊根系やサボテンが丁寧に並べられていて、マニアが唸るレアなものから、グリーン初心者には嬉しいリーズナブルなものまで数多く取り揃えられています。

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意外な経歴をもつオーナーが
過激(?)な店名に込めた想いとは?

初心者から上級者まで楽しめる「SLAVE OF PLANTS」をきりもりするのは、オーナーの池上大祐さん。

じつは池上さん、グリーンショップの経営者としては異色の経歴の持ち主で、お店を経営する一方、洋服のパタンナーとして数々の有名ブランドのパターンを長年手掛けてきたという一面も。

「塊根植物に興味を持ち出したのは今年の春」という池上さんを、わずか半年あまりでグリーンショップを開店させるほど「虜(とりこ)」にした塊根植物の魅力とは?

オープンしたばかりのお店にお邪魔してお話を聞きました。

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──塊根植物にハマって間もないという話をお聞きしたんですが……。

 

じつは、今年の6月ころからなんです(笑)。それまではインテリアとして観葉植物を少し部屋に置くぐらいでした。

でも、春ころに塊根植物に出会って、どんどんのめり込んでしまって……。

とにかく好きになりすぎて、趣味だけで終わらせるんじゃなく、思いっきり関わりたいなって思ったんです。それだったら植物を仕事にして、その業界に飛び込んじゃった方がいいなと思って。

やると決めたらとにかく早く動きたいタイプなので、そこからは本当に早かったですね。8月頭にはお店をやることを決めて、9月18日にお店をオープンさせました。

 

──もともと洋服のパタンナーのお仕事をされていたんですよね?

 

パタンナーの仕事は自分で会社も経営していて、もうかれこれ15年ほどやっています。もともと小さい頃から洋服が大好きで、それをそのまま仕事にしてしまった感じですね。だから平日も休日も洋服のことばかりずっと考えていて。

もちろん大好きだからいいんですけど、ほかの趣味も持ちたいなと思ってずっと探してはいたんですね。

そんなときに塊根植物と出会ったんです。

だから今は、自分が中・高生ぐらいで純粋に洋服が大好きだった頃とまったく同じ気持ちで植物に接しているので、とにかく毎日が楽しくてしょうがないんです。

 

──なんとなく想像はできるんですが……店名の由来は?

 

ご想像の通りなんですけど(笑)。

植物を好きになってから、気づけばずっと植物のことを考えているんですよね。陽が出てきたら場所を移動したり、水やりをしたり、風通しをよくしたり……。

それで、会社の部下と話をしていて「まるで植物の奴隷(SLAVE OF PLANTS)ですね」って言われて「それいいじゃん!」 って。

それでお店をオープンする時に「もう、これしかない」と思って。

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──今、男性の間で塊根植物が非常に話題になっていますが、池上さんが思う塊根植物の魅力とは?

 

正直、好きになったのが最近だからか、じつは塊根系がここまで人気があることを知らなかったんです(笑)

でも、男の人っていろいろなモノをコレクションするのが好きじゃないですか。それに似た面は植物にもあると思います。

あとは、ちゃんと手をかければ植物からも答えや反応が返ってくるところですよね。ちょっと大袈裟かもしれないんですけど、本当に子育てをしているような感覚というか……かわくてしょうがない子どもが50人いるようなものなので、それは奴隷状態にもなりますよね(笑)

 

──そこまでのめり込むと、周囲や家族からのツッコミも気になるところですが……。

 

正直言うと、最初のころはかなり心配もされました。妻からも「また買ってきたの!?」って。だから「それ自体を仕事にしてしまえば、いくらのめり込んでも文句を言われないかも」という計算も少しはありましたね(笑)

でも、今では妻もすごく植物が好きになってくれて、平日は彼女がお店に立ってくれたり、とても協力的に動いてくれています。

 

──実際にお店をオープンするにあたって苦労したところは?

 

何よりも“発根管理”ですね。

塊根植物ってほとんどが南アフリカやマダガスカルから輸入されてくるんですけど、検疫検査の関係で土を落とさなければいけないので、根が切られた状態で入ってくるんです。

それをお店に並べる前に発根させるんですけど、もともと経験があまりなかったので、それにはすごく苦労しました。オープンするときは同時に40株近く発根管理をして、すごく大変で手もかかったけど、そこは愛情の深さでカバーしましたね(笑)

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──今後、「SLAVE OF PLANTS」をどんなお店にしていきたいですか?

 

自分自身がそうだったように、とにかく植物好きを増やしたいんです。

植物を育てることって、この上なく健全な趣味だと思うんですよね。だから、お店にはもちろん高額でレアなものも置いているんですけど、初心者の人が手に取りやすいように1000円以下の手軽なものも一緒に置いています。

そこを入り口にして、植物を育てることの楽しさをいろんな人に知ってもらえれば嬉しいなと思っています。

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──リーズナブルなものがあるのは初心者にとって嬉しいですよね。

 

安さだけを前に出すつもりはないんですけど、やっぱり間口は広い方がいいかなと思っています。

それから、僕がパタンナーの仕事をしていることもあると思うんですけど、「植物 × ○○」っていう別のジャンルと掛け合わせた新しい楽しみ方を提案していけたらと思っています。たとえば、このシールもオモテ面に植物があって、ウラ面にはその植物の説明や特徴が書いてあるんです。これも3カ月周期とかで少しずつ増やしてシリーズ化できたらかわいいかなと(笑)

こんなふうに、今後もいろんな角度から植物の楽しさをこのお店から発信していきたいですね。

話題のお店が今秋オススメする
「多肉&塊根 BEST 3」

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植物への愛が止まらない池上さんが手掛ける「SLAVE OF PLANTS」が、この秋にオススメする3種の多肉植物&塊根植物を紹介してもらいました。

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「オペルクリカリヤ・パキプス」(原産国/マダガスカル)

販売価格:6万円 ※価格は変動する可能性あり

「塊根植物の王様といわれていて、このザラつきのある肌とギザギザした枝の存在感が魅力ですね。相場だと未発根状態でも10万ほどするので、かなりのお値打ち価格だと思います」

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「黒王丸」(原産国/チリ)

販売価格:3万円 ※価格は変動する可能性あり

「これはサボテンのなかでも、とくに人気がある種類です。肌が少し白っぽくて黒いトゲがあるのが特徴ですね。輸入したてのモノほど肌が白くて、少しずつ緑に変色していきます」

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「グラキリス」(原産国/マダガスカル)

販売価格:5万円 ※価格は変動する可能性あり

「グラキリスはやっぱり塊根植物のなかでも一番人気ですね。種類も多いので、自分好みのものを探すのも楽しいです。これは枝分かれが多くてサイズも大きいので、ちょっと珍しいと思います」

「SLAVE OF PLANTS」

住所/東京都世田谷区豪徳寺1-45-10 1F

電話/03-6336-3277

営業時間/11:00〜17:00(火〜金)

11:00〜19:00(土)

定休日/月、日

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