今すぐできる。多肉植物の「水耕栽培」による育て方

部屋のインテリアや装飾としても親しまれる、サボテンなどの多肉植物は、水耕栽培で育て、増やしていくことができます。お手入れも意外と簡単で、小さなスペースがあれば、今すぐにでも始められる水耕栽培での多肉植物の育て方を紹介しましょう。

多肉植物の水耕栽培を
始める前の準備方法

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園芸店などで、多肉植物の鉢植えを購入し、鉢や容器の中から取り出して、水耕栽培用に準備を始めます。根っこには、土や化粧砂が付いていますので、植物を傷つけないように注意しながら、しっかりと水洗いをして取り除きます。

植物がきれいに洗えたら、根っこを全て切り落とし、そのままの状態で3日程度、室内にて陰干しをして乾燥させます。乾燥することにより、植物の発根能力を高めることができます。もともと生えている植物の根は、土に適応したつくりになっており、水耕栽培には不向きなので、少しでも切り残しがあると根腐れの原因となります。乾燥させるときには、直射日光が当たる

場所や、湿気が多い場所に置くと植物が傷んでしまいますので、気を付けましょう。適切な場所で、植物をしっかり乾燥できたら、事前準備は完了です。

多肉植物を水耕栽培で
育てましょう

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多肉植物が入る大きさの水耕栽培用の容器を準備し、中に水を入れ、多肉植物の根っこの切り口が、水面に触れる程度の位置にセットします。基本的には、水耕栽培の場合、肥料を入れなくても育ちますが、気になるようであれば、水耕栽培用の肥料を入れるか、精製水で開花促進剤を薄めて加えても結構です。

根っこの切り口が、水に浸かり過ぎていると、育ちにくい傾向がありますので、水の量や植物の位置を調整しましょう。水耕栽培に適した置き場所は、室内であれば、直射日光を遮るカーテンの近くで、比較的日当たりが良いところです。多肉植物は、急激な温度変化などの環境の変化には弱い性質があることから、一度場所を決めたら、頻繁に移動させることは控えましょう。

水耕栽培を始めてから、約1ヵ月が経過すると、植物の下の方から、水耕栽培に適した新しい根っこが生えてきます。

これだけはマスターしておこう!
多肉植物の基本的なお手入れ方法

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多肉植物は、鉢植えなどの土を使って栽培する場合と比べると、水耕栽培の方が比較的安定しているといわれており、お手入れも難しくありません。必要なことは、週1回程度の水換えと水位の確認だけです。

水換えは、夏場などで水が悪くなりやすい時期には、状況に応じてこまめに行うことが大切です。

根っこ全体が水に浸かっていると、根が呼吸できなくなりますので、水位は、根っこの上の方が水から出ている状態に保ちます。
また、根っこは温度変化にとくに弱いため、日差しが強すぎて、水温が上がりやすい場所に置くことは避けることが大切です。

多肉植物ならではの、
おしゃれな飾り方を楽しみましょう

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部屋のレイアウトや、全体の色調に合わせて、神秘的な雰囲気を醸し出す多肉植物を飾り、アクセントとして楽しむことができます。

水耕栽培に使用する容器自体も、お好みのサイズや色・柄のものを選んで、自由に飾り付けをしてみましょう。色付きのフラスコやビーカーなどを使って、モダンな雰囲気を楽しめますし、身近にある大小の空き瓶を使って、さまざまな組み合わせを楽しんでもよいでしょう。

多肉植物の水耕栽培は、水に浸す代わりに、水を含んだスポンジを使うこともできますので、かわいらしいリースを作って、その中にアクセントとしてさりげなく配置することもできますし、オリジナルの額に入れて絵画風に楽しむといった方法も選べます。

手軽に水耕栽培しながら、様々なインテリアとしても役立つ、多肉植物の魅力を感じていただけましたでしょうか。自宅で上手に育てて、新しい株を増やしながら、オリジナルのおしゃれな飾り付けにチャレンジしてみませんか?

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。