圧政から逃れ日本へ。ミャンマー人コミュニティ「リトルヤンゴン」誕生の理由②
──リトルヤンゴンの規模が縮小しているのは、在日ミャンマー人が日本社会に馴染みはじめた証拠なんですね。
落合さん そうだと思います。今は第一世代のミャンマー人に子どもが産まれ、少しずつ世代交代がはじまっている時期です。
ちょうど今日も日本で育った子が大学受験に合格したため、
在日第二世代は、幼少期から日本の学校に通いながら暮らしてきた子たちなので、
マヘーマーさん 規模としては減少傾向にありますが、リトルヤンゴンは在日ミャンマー人にとって心の拠り所でもありますし、来日したばかりのミャンマー人が日本で生活していけるよう適切なサポートをおこなう場でもあります。
また、私たちが立ち上げた「日本ミャンマー・カルチャーセンター」(以下 JMCC)は、日本で産まれたミャンマー人子弟たちに自国の文化を伝える場としても機能しています。
在日ミャンマー人は本国では中産階級以上に属する人たちがほとんどで、世話好きで誇り高く、文化的な意識を高くもった人が多いです。そこで、JMCCでは私たちミャンマー人から日本人に対して価値や文化を提供していく取り組みをおこなっていきたいと思っています。
──日本でも移民政策が真剣に検討されつつありますが、ある意味でリ
落合さん 今は高田馬場の周辺でもコンビニの店員さんは外国人ばかりですし
先ほど「現在は正規ビザをもつ人ばかり」と言いましたが、一
また、留学ビザで来日した学生たちもビザで決められている労働時
今後は政府も移民政策やダイバーシティ重視の社会作りを積極的に