Z世代に人気のキャラクターLabubuが映画化へ、ソニーピクチャーズが権利を獲得しフランチャイズ展開を検討中か

モンスターのような見た目が特徴的なキャラクター『Labubu』が、映画作品としてスクリーンに登場する計画が進んでいるようだ。

『The Hollywood Reporter』が報じたところによると、ソニー・ピクチャーズが同キャラクターの映像化に関する権利を獲得したとのこと。

初期段階にある映画化プロジェクトの行方

今回の報道によれば、契約は締結されたばかりであり、制作はまだ初期の段階にあるという。そのため、プロデューサーや監督といった主要な制作スタッフは現時点では決まっていないらしい。

また、作品の形式がアニメーションになるのか、あるいは実写映画として制作されるのかについても明らかになっていないようだ。ソニー・ピクチャーズはこのキャラクターを用いたシリーズ展開、いわゆるフランチャイズ化を視野に入れているとみられる。

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著名人の愛用や動画投稿で加速した世界的なブーム

そもそも『Labubu』は、香港出身のアーティストKasing Lung氏が2015年に生み出したキャラクターだという。

その後、中国の玩具メーカーPop Martとのコラボレーションを機に知名度を高めたようだ。特に近年では、BLACKPINKのLisa氏やRihanna氏、Dua Lipa氏といった世界的な著名人が、バッグのアクセサリーとして身につけている姿が目撃され、人気が急上昇したとのこと。

また、中身がわからない状態で販売される箱を開封する動画がSNS上で流行したことも、ブームを後押しした要因の一つらしい。

自分の手元にどのキャラクターが来るかわからない高揚感が、多くの人々を惹きつけたのかもしれない。『BBC』によると、英国ではあまりの人気過熱ぶりにより、顧客同士のトラブルを防ぐ安全上の理由から一時的に販売を停止する事態にまで発展したという。

公開時期や内容は未定ながらSNSでは様々な反応

現段階では制作が開始されていないため、公開日などは未定の状態だという。

今回の映画化報道を受け、SNS上では驚きの声や、流行に便乗した企画に対する冷ややかな意見など、様々な反応が見られるようだ。

熱狂的なブームを巻き起こしたキャラクターがどのような形で映画になるのか、今後の続報が待たれる。

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