ウサイン・ボルトが手掛ける「電動キックボード」に試乗してきた!

世界最速のスプリンター、ウサイン・ボルト氏。11月中旬、アスリートではなく一人のビジネスパーソンとして日本を訪れた彼のもとに、多くのメディア関係者が集結しました。

引退から2年。ボルト氏の新たなチャレンジは「電動キックボードのシェアリングサービス」です。

いま一番ワクワクする
「電動キックボード」の
シェアリングサービス市場

©2019 NEW STANDARD

米「BOLT Mobility」は、マイアミを拠点とするモビリティ分野のスタートアップ企業で、メイン事業は電動キックボードのシェアリングサービス。2018年の設立以降、マイアミやロサンゼルスなどアメリカの複数の都市やパリでサービスをスタートさせています。

11月15日、この会社が東京・汐留にて記者発表会を開き、日本市場への参入を発表しました。そんなBOLT Mobilityの創始者のひとりであり、アンバサダーも務めているのがレジェンド、ボルト氏というわけです。

彼が「いま一番ワクワクする分野」だというこの電動キックボードのシェアリングサービス市場は、カリフォルニアを拠点とする「Lime」や「Bird」などを中心に規模を拡大中。欧米の都市部を中心に新たなモビリティとして注目を集めている……というのはいうまでもありません。

日本では、電動キックボードを公道で利用するハードルは高く、現在のところシェアリングサービスの開始には至っていません。とはいえ、電動キックボードを地域モビリティに活用するための実証実験を私有地や限定した公道でおこなうケースは徐々に増加中。可能性に満ちた分野であることは間違いありません。

概要はここまで。

気になる「BOLT Mobility」。発表会の後、どんな乗り心地の電動キックボードなのか試乗してきました。

これが「BOLT Mobility」の
電動キックボードです

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「電動キックボード」といって多くの人がイメージするのは、ひとつのステップに乗るスタイルなのではないでしょうか。

今回、試乗会に登場したのは「BOLT CHARIOT」と「BOLT ONE」のツータイプ。違いは、最大積載量と走行距離です。CHARIOTのほうがハイスペックになっています。

共通しているのは、乗りやすさ。写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、一般的なキックボードと違って、両足を置く場所が決まっているので、自然と走行時にカラダが正面を向くようになっています。これで、初めて乗る人でも簡単にバランスを取ることができる。さらに、バッテリーが下層部に装着されているため重心が低く、車体自体に安定感があるのもポイントです。

「子どもからお年寄りまで」も納得
驚くほど操作性が高い!

今回はハイスペックなCHARIOTに試乗しました。

シェアリングサービスのターゲットはかなり幅広い。そのため、BOLT Mobilityの電動キックボードは、子どもから高齢者まで誰もが操作できるようにデザインされています。

総重量こそ約36kgと決して軽くはありませんが、いざ乗ってみると軽やかな走行感!

スタート時には、軽いキックでスーッと進むことができます。MAXで24km/hというスピードが出ますが、室内で試乗していても危険な印象はありませんでした。カクカクした見た目以上に小回りもきくし。

ハンドルにドリンクホルダーが付いていたり、足元に荷物を置くためのスペースがあるなど、細部でも街乗りをイメージしやすい仕様になっているのも高得点ですね。

なお、一回の充電で走れるのは約55km。日常の移動はもちろん、観光でも活躍してくれそう。

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今のところ、日本のルールでは、電動キックボードは「原動機付自転車」とみなされるため、公道で乗る場合はナンバープレート、ミラー、ウィンカーの装着、免許証の携帯とヘルメットの着用が義務付けられています。

必要なことが多いと、電動キックボードを借りて街をサクッと移動できるというシェアリングサービスの「気軽さ」が損なわれます。つまり、日本でのBOLT Mobilityのスタートには、かなりの「規制緩和」が前提となるわけです。

一部の国会議員で活発になりつつある次世代モビリティを普及推進していく動きを受けて、早ければ2021年には公道でのサービス開始を実現したい(希望!)と、BOLT Mobilityの担当者は意気込んでいました。

BOLT Mobilityでは今後、日本工学院専門学校や高知県佐川町など、教育機関や行政と連携した日本国内での実証実験を予定。サービス開始まではもう少し時間がかかりそうですが、私たちの生活圏に徐々に近づいてきているので今後も引き続き注目です。

Top image: © 2019 NEW STANDARD
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