今秋の注目素材は「マッシュルームレザー」?

10月初旬、世界の名だたる人気ブランドが、2021年の春夏コレクションを発表し、大いに盛り上がった「パリファッションウィーク」、通称「パリコレ」

多くのメディアがその豪華絢爛なショーの様子をレポートする一方で、ファッション業界は環境に負荷をかけている産業として問題視される側面も。そんななか、シーンと地球の未来を変えるかもしれない新素材に注目が集まっている。

その素材とは「マッシュルームレザー」。そう、キノコを原料にしたレザー風素材だ。

カリフォルニアを拠点にし、次世代素材の開発をおこなうスタートアップ企業「Bolt Threads」が生み出したのキノコ革「Mylo」。この素材は、サステイナブルをいち早く打ち出した「StellaMcCartney」「adidas」「lululemon」などの製品に2021年より採用される予定とのこと。

製造方法はというと、まずシートに植え付けた菌糸体の胞子おがくず有機物を与え、湿度や温度を調節した室内で育成。出来上がった菌糸体のシートを染色することで革のような素材が完成するのだとか。

この菌糸体の生産は、綿の生産に必要な半分の量の水で済み、もちろん動物性食品は不使用。生産過程で発生してしまったゴミは、堆肥としてさらなる菌糸体の培養に役立てられるという環境への徹底した配慮っぷりがすごい。

一般的なフェイクレザーのような合成樹脂特有の冷たさがなく、自然ななめらかさと暖かさがあるらしいが......実際はどうなのか、ぜひ試してみたいところだ。

Mylo Bolt Threads
© Bolt Threads
Mylo Bolt Threads
© Bolt Threads
Top image: © Bolt Threads
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