サステイナブル素材100%の「国産ストッキング」を新発売
話題のグッズや壮大なプロジェクトばかりでなく、「ストッキング」のような身近な衣料品からでも、SDGsの取り組みをスタートすることはできる。
そのきっかけとなるべく、ストッキングを作り続けて55年の製造メーカー「香川シームレス株式会社」は、サステナブル素材だけを使用したパンティストッキング「Eco Lovingパンティストッキング」を2月8日に発売した。
近年、世界的にSDGsの取り組みが盛んになり、個人でも、エコバックの導入をはじめ、再利用可能素材、リサイクル素材などを意識的に生活に取り入れはじめる人が増えている一方、ストッキングは、ナイロン、ポリウレタンが主な原料であることに加え、繊細な商品の特性上PP袋(ポリプロピレン系袋)に入っていることが多く、サステイナブルと言える商品が少ないのが現状だった。
今回発売した「Eco Lovingパンティストッキング」のナイロンは、紡績時に工場内で出る「製品にならない原料等」で、通常は廃棄されていたものを再利用して作った100%リサイクル原料のもの。
ポリウレタンも紡績工場内で廃棄されるはずの原料を再利用して作られたもので、リサイクル率は35%となっている。
また、包装袋は紙の比率の高い袋を使用し、包装袋のフラップ部分を止めるテープは、JANシールを利用して材料を減らしているという。
次にストッキングを選ぶ時は、こういった選択肢があることを是非思い出してみてほしい。
そして、ストッキング同様、私たちが普段何気なく使っている日用品の中には、SDGs観点で見直せるものがまだまだたくさんあるのでは?と考えるきっかけになれば、これ幸い。
©香川シームレス株式会社
©香川シームレス株式会社
「Eco Lovingパンティストッキング」
Top image: © 香川シームレス株式会社