BBQにひと捻り。京都産食材にこだわった「アウトドアスパイス」
キャンプシーンや屋外BBQなど、アウトドアクッキングに特化して開発したスパイス from 京都・祇園。それも、うどん専門店がつくったというのもオモシロい。
スパイスBOX「MAKE9」は、京都産食材にこだわった4種のスパイス(というよりは調味料)が、使い切りの小分けになって入ったBOX。この「使い切り」というのがポイント。
毎週、毎月のようにキャンプを楽しむ人ならまだしも、年に数回レベルなんて場合、どうしたって余らせちゃうのがスパイス類。パントリーから持ち出ちってこともあるけど、これはこれでキャンプギアにそのまま納っちゃったり。とまあ、アウトドア料理におけるスパイス問題って、わりとありますよね?
それもあっての使い切りサイズ。「ゆず胡椒」「ピリ辛ニンニク」「ハーブMIX梅」「パクチー味噌」という和にも洋にも振れる4種類。塩コショウでシンプルに焼いた肉もおいしいけど、もうひと捻り欲しいときにベスト。
さて、「うどん屋」と「スパイス」というナゾの答えを最後に。
「MAKE9」をプロデュースしたのは、京都に根付く出汁文化に世界各国のスパイスを組み合わせることで、非日常の味をつくりだす「UDON MAIN(うどんメーン)」。香辛料と縁が深い、航海に生きた賢人たちのパッケージもオモシロい!
少量からお試しできる3箱セットで4500円(税込・送料込)。手軽にアウトドア料理をアレンジしてみては?
【ゆず胡椒】
パッケージイラストはマルコ・ポーロ。大航海時代のきっかけを作り、「黄金の国ジパング」としてヨーロッパに初めて日本を紹介した冒険家。もし、日本のスパイスミックスゆず胡椒に出合っていたら、「東方見聞録」にもきっと記したはず?
【ピリ辛ニンニク】
パッケージイラストはクリストファー・コロンブス。西インド諸島で発見したトウガラシをヨーロッパに持ち帰り、胡椒の仲間「Red Pepper(赤いコショウ)」として紹介した探検家。その後航海に欠かせないビタミンC源として重宝されたトウガラシは、もちろん「ピリ辛ニンニク」の辛さの決め手。
【ハーブMIX梅】
パッケージイラストはヴァスコ・ダ・ガマ。ヨーロッパからアフリカ・中東を経てインドへの航路をヨーロッパ人として初めて確立した航海者。心地よい酸味のアラブの万能スパイス「スマック」やほろ苦い「タイム」など、中東の魅惑のスパイスが、ガマの航海を後押しした?
【パクチー味噌】
パッケージイラストはフェルディナンド・マゼラン。率いた艦隊が史上初となる世界周航を達成した探検家。コショウやナツメグ、クローブを追い求め、スパイス文化のルーツ「香料諸島 (Spice Islands)」を目指し、命からがらの航海を経てアジアまで辿り着いたが、人類最古のスパイス、コリアンダー(パクチー)は、残念ながら手に入れられなかった。
『スパイスBOX「MAKE9」』