バーチャルの世界で世界遺産「ラスコー洞窟」をめぐる旅へ!

洞窟内の壁画の美しさが有名な世界遺産「ラスコー洞窟」

しかし、1963年以降は洞窟内が絵画の保全には危機的な状態にあるため、一般公開はされておらず、立ち入りが許されているのは保全作業などを目的とした限られた人だけだ。

そこで、美しい壁画を一般の方にも見てもらおうと、ラスコー洞窟を原寸大のスケール感で体験できる新しいバーチャルリアリティ空間「La grotte de Lascaux 1/1 バーチャルツイン」が公開された。

洞窟内を寸分の狂いなくスキャンした3Dデータを用いて、最大6人が1グループとなって専用の装置とヘッドセットを着用。精巧に再現されたラスコー洞窟を巡るために作られた全長235メートルの特設ギャラリーを、ガイドと共に進む。

実際の洞内に敷かれた経路に沿って進むため、ときには四つん這いになりながら探検することも。

参加者はこの経路内では自由に行動することができ、アバターを通じてほかの参加者と交流することも可能だ。

まるで本当に洞窟内を探索しているかのような没入体験を味わうことができるこのバーチャルツイン。普段は立ち入ることのできない世界遺産への旅を、デジタルの世界で味わってみるのもいいかもしれない。

Top image: © ダッソー・システムズ株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。