Amazon、ソープディスペンサーもスマート化
スマートスピーカーを皮切りに、電化製品の“スマート化”はぐんぐん進む。
ここ数年、特に加速しているけど、その中でも最先端をいく「Amazon」から注目の最新アイテムが発売。
一瞬「Amazon Echo」にも見えるこれはソープディスペンサー。そう、Amazonが新たに作ったのはなんと「スマートソープディスペンサー」。
一体なにができるのかと言うと、これが色々とスゴかった。
まず、手洗いのカウント。これは、石けんを出したあと上部のランプが点灯し、20秒のタイマーが作動するというもの。この20秒という時間は、CDC(アメリカ疾病管理予防センター)で最低20秒間の手洗いが推奨されていることから。
さらにおもしろいのが、この20秒間、対応するEchoデバイスが自動で歌を歌ったりジョークを言ったり、さらには豆知識を語ったりしてくれるということ!
20秒間というなんとも微妙な沈黙の時間を、Alexaが全力で盛り上げてくれるというわけだ。
また、石けんの噴出量の調節機能もNICE。ノズルと手の距離によって、噴出される石けんの量が変わるというもので、3段階あるそう。
あとは、表面が防滴加工されていることで手入れが楽だったり、一回のフル充電で3ヵ月も動いてくれたり......というように、これまでのスマートホーム製品のような革新性があるわけではないけれど、「言われてみれば、たしかに便利!」と思えるものだ。
新型コロナウイルスの蔓延で手洗いが大きな意味を持つ昨今、このような“少しの配慮”が嬉しいところ。
これが流行れば、みんな自宅でCDCが推奨するレベルで手を洗うようになるかも。そう考えると、ぜひとも普及してほしくない? なんて思ったら、アメリカではすでに品切れ状態という人気っぷり。次回の入荷や他国への進出についてはまだ未定だけど、いつか日本でもこういうものが流行ることを願うばかり。
新型コロナ収束に向けて、がんばれAlexa!(笑)