造船古材をアップサイクルした「スピーカー付きスツール」

造船古材を活用したアップサイクルブランド「瀬戸内造船家具」と人気モノ&ファッション誌「Begin」がコラボして、ユニークなスツールを作ったらしい。

©株式会社オズマピーアール

この椅子、座面に使われているのは、船大工たちの足場となって造船を支えてきた廃材たち。

大型船を一隻作るのには、この足場材を約1万本も使用するそうで、数年周期で膨大な量の廃材を焼却処分することになってしまう……。

そんな足場材を座面にそのまま活用し、そこに無骨な黒皮鉄の脚を組み合わせたこのスツールは、廃材に新たな命を吹き込んだステキなプロダクト。

©株式会社オズマピーアール

しかも、スツールとしてだけでなく「スピーカーになる」というユニークな仕掛けが施されている。それが座面にある溝と、側面に空いた2つの穴。

座面の溝にスマホを差し込んで音楽を流すと、ウッドスピーカーならではの優しい音が広がっていく。

電子スピーカーとまではいかないが、デスクや枕元に置いて温かみのある音を楽しむのが良さそうだ。

溝部分には半円のくぼみもあり、スマホを差し込んだ状態でも操作可能と、細かなところまでこだわりが詰まっている。

価格は一脚3万4500円(税込)~と高価だが、このクールな見た目と背景にあるストーリーがたまらない。気になる方は「Begin FUNDING」で応援購入してみよう。

Top image: © 株式会社オズマピーアール
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