YouTubeなんて要らない!TikTok「最大10分まで拡張」を発表

2016年のリリースから、15秒の「ショートクリップ・プラットフォーム」として広がっていったTikTok。

「ショートクリップ」とはいいつつも、昨年7月に投稿できる動画の尺が1分まで拡張され、その後すぐに3分まで拡張。

そしてこの度、ついに“ショート”ですらなくなった。

海外メディアに向けてTikTokが送った資料によると、投稿可能な動画最大時間はじきに10分まで拡張されるらしい。

3分までの拡張を受け、「踊っている音楽クリップ」を投稿しているいわゆる“TikToker”以外にも、多くの人がレシピ動画や企画モノ、さらには就活用の自己PR動画などを投稿していて、内容は多様化している。

これを踏まえると、次回の10分への延長は、さらに多様で内容の濃い動画の投稿を可能にするものであるといえる。

ちなみに、同じく動画プラットフォームである「YouTube」の動画の平均時間はおよそ12分と言われている。

つまり、今までは別々の畑にいたTikTokとYouTubeは、ついにほとんど同じ土俵で“直接勝負”をすることになるわけだ。

2021年の「人気ドメインランキング」にてGoogleを抑えて堂々の1位に輝いたTikTokは、ついにYouTubeを喰らってしまうかもしれない。

リリース当初、YouTube内の広告であれだけ鬱陶しがられていたTikTokが……そう考えるともはや感慨深いものがある。

激化する海外ITのプラットフォーム争奪戦、今後の展開も熱くなりそうだ。

Top image: © DANIEL CONSTANTE/Shutterstock.com
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