子どもたちの「TikTok」平均利用時間、「YouTube」を上回る
娯楽だけにとどまらず、子どもたちにとっては日々の学習やコミュニケーションツールとしても欠かせない存在であるデジタルメディア。最新技術を使ったサービスで溢れる今、AIツールがどのような活躍を見せるのだろうか……。
若年層のメディア利用と「ChatGPT」など、AIの広まりに焦点を当てる。
この記事の要点
・2023年、子どもたちの「TikTok」の平均利用時間が増加。
・「YouTube」の利用時間を60%も上回る結果に。
・多くの子どもが「ChatGPT」を利用しており、若年層の「最新技術への関心」が高まりつつあることが明らかに。
ペアレンタルコントロールソリューションを提供する企業「Qustodio」の新しい研究によると、2023年「4歳から18歳の子どもたちのTikTok平均利用時間」は112分であった。前年の107分から増加し、「YouTube」の利用時間を60%も上回るという結果に。
40万以上の家庭や学校からのデジタルデータを網羅・分析したこのレポート、若いユーザーにとってのモバイルやデスクトップデバイスを通じたテクノロジー利用に深く切り込んでいる。
毎年発表される同社の年次レポートだが、今回特に注目すべきは、初めて「子どもたちのAI利用」について調査された点。どうやら、若年層にもAIの活用が広がってきているらしい。
「ChatGPT」はiOS版が2023年5月、Android版が同年7月にリリースされたが、全世界の約20%の子どもが、アプリリリース前にWebサイトをすでに訪れていたという。
また、動画配信サービスにおいては「YouTube」がもっとも人気で、63%の子どもが利用していた。 続く2位は「Netflix」。2023年に米国を含む一部の国で料金を値上げし、さらにパスワードの規制を厳しくなったものの、40%がサービスを利用。依然として子どもたちの間で人気であることが分かった。 「Amazon Prime Video」、「Disney+」、「Hulu」の視聴時間が減少した一方で、「YouTube」と「YouTube Kids」は過去最高の視聴時間を記録したという。
ソーシャルメディアアプリにおいては、依然として「TikTok」がもっとも人気のアプリであり、44%の子どもが利用している。それに続く「X(旧:Twitter)」は38%の子どもに利用されたという。
メッセージングアプリでは、「WhatsApp」が一番人気のアプリで、37%の子どもが利用している。また、「Snapchat」はもっとも時間を費やされたアプリで、1日平均74分であった。
ゲームアプリでは、バーチャルプラットフォーム「Roblox」が人気で、48%の子どもが1日平均130分も利用しているという。これに続くのは「Minecraft」や「Among Us」であった。
学習アプリの中では、学習管理アプリ「Google Classroom」や言語学習アプリ「Duolingo」、数式計算アプリ「Photomath」などがランキング上位に挙げられた。
これを受け「Qustodio」は、AIツールの広がりが2023年から2030年にかけて年間約40%のペースで加速すると予測している。
※本記事はGeneraitve AIを一部活用して制作をしております。