おカネについてわかりやすく教えてくれる「ZINE」がめちゃカワだった!

アメリカで人気のモバイル決済アプリ「Cash App」が、ユーザーの金融リテラシーを向上させるべく実施した新たな取り組みが話題に。

なんでも、「おカネ」に特化した紙のZINEを創刊し、主要都市の各所にて無料配布しているらしい。

© Cash App/Instagram

ZINEのタイトルは、「日々の糧」「生計」という意味でも使われる「BREAD」。いかにもおカネ!なギラギラしたイメージとはかけ離れた、親しみやすいパンの表紙というのが、なんとも可愛くもある。

そして、記念すべき第1号のテーマは「ビットコイン」だ。

© Cash App/Instagram

ビットコインと聞くと、なんだか難しそうでとっつきにくい存在のように思えてしまうが、こうしてデザインを施された冊子で紹介されると「ちょっと読んでみようかな……」と手も伸ばしやすいはず(ユーザー心理をよく捉えているなぁ)。

親しみやすいデザインはもちろん、内容も読者の共感を呼ぶストーリーテリングなものになっており、ともすればややこしく思われがちなこのデジタル通貨がいかにオモシロく、身近なものであるかを、余すことなく教えてくれている。「あのZINE読んだ?」なんて、これを機に友だちと気軽にお金のハナシをするきっかけにもなりそうだ。

さて、最近はZ世代の間でお財布事情や節約目標をオープンに共有するトレンド「loud budgeting」が広まっていると聞く。ほかにも、日本でも2022年4月から高校での金融教育の義務化がスタートするなど、若者にとって「金融」が身近なものになりつつあるようだ。

これからの時代、お金の話題はもはやタブーでもなんでもなく、むしろ会話の主流なトピックのひとつになっていくのかもしれない。そうしたトレンドのうねりをZINEから感じてしまったというお話。

くだんのZINEはオンラインでも注文可能。印刷版は現在在庫切れのようだけど、デジタル版はこちらから無料でダウンロードできる。この機会にぜひチェックしてみて。

Top image: © Cash App 提供
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。