採用者を唸らせる、新時代の「リレキショ」

突然だけど、クリエイティブな就活って考えたことあります?

決まったフォーマットに、指定された文言を埋めていく……そんな“型にはまった”自己PRを卒業するため、今までにもいくつかアヴァンギャルドな履歴書が作られてきた。

少し前の今年7月、そんな昨今のクリエイティビティを生かすべく、あのTikTokより斬新な提案があった。

TikTokが試験的にローンチしたのは、「TikTok Resumes」なるプログラム。ズバリ、「TikTokの動画にて自己PRをする」という、いわば新規格の履歴書だ。

履歴書とは言っても、「TikTok Resumes」には存在しない。

動画音声を使って自分の経歴も特技も自由に表現できるもので、実際にどうアピールするかは個人のクリエイティビティ次第。

@makena.yee

Here are the reasons why YOU should hire me! Don’t be shy, let’s get in touch. ##tiktokresumes ##tiktokpartner

♬ original sound - MAKENA
© makena.yee/TikTok

こんなふうに、背景に経歴やポートフォリオを写しつつプレゼンしても良いし......、

© erinmcgoff/TikTok

このようにTikTokらしい一人二役の会話形式でもOK。おもしろく、クリエイティブであればなんでもよし。

前にあった、「ラップで自己PR」なんかも「TikTok Resumes」で流行りそう。

ちなみに#tiktokresumesをつけて動画を投稿することで、「Shopify」や「Movers+Sneakers」などTikTokと提携している企業へ直接送ることができる仕組みだ。

エンタメから一転、就活ツール

なんて、つっかかってしまいそうだが、自由で多様なコンテンツが行き交うという意味では、TikTokらしい取り組みともいえる。

ひとまずはアメリカのみでの実施であったものの、斬新な取り組みだけに注目度は高そう。流行って世界中に展開されれば、将来は“動画で就活”もスタンダードになる時代がやってくるのだろうか。

クリエイティブな仕事が求められる時代、その履歴書だってクリエイティブである必要が出てくるということ。これから履歴書を記入することがあれば、少し捻ってみるのもいいかも…?

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。