ピザを履歴書と送る。奇抜すぎる「ピザハット」求職者応援キャンペーン

就職活動や転職活動で履歴書を送ったけれど、「読んでもらえたのか?」と感じた経験はないだろうか。これ、どうやら今、アメリカでも多くの人が直面している不安のようで。そんな悩みを抱える求職者のために、あの「ピザハット」がアクションを起こしたらしい。

PIZZAを「履歴書」として送る
奇抜なキャンペーン実施!

「ピザハット」が実際にニューヨークで実施した「ResZAmes」というキャンペーン。なんでも、ピザを納めたボックスに履歴書が印刷されており、そのまま雇用主の元へと配達されるという仕組みらしい。

笑えないアメリカンジョークのようだが、正真正銘、本当の履歴書として有効だとかで、ユーザーは「ResZAmes」のWebサイトに自身の履歴書と雇用主の住所を登録し、当選すると無料でピザ(履歴書)を雇用主に届けてもらえるという。

©Pizza Hut

それにしたって、なぜに「ピザハット」が就活支援のキャンペーンをローンチ?

じつは、アメリカでは履歴書を読んでもらえないケースが多いんだそう。ある調査によると、履歴書の75%近くは雇用主に読まれることがないと同社リリースは報じている。

どれだけ質の高い履歴書を作成したとて、読まれずに埋もれてしまうかもしれない……求職者が抱えるこうした不安を軽減するため、「履歴書をピザとして届ける」という斬新すぎる発想での支援を決定したんだそう。

実際のところ、雇用主にピザを送ることに抵抗を感じる人は少なくないのかもしれない。Z世代を中心に「自分らしさを大切にしたい」と考える人は増えていることを思うと、ピザのボックスに履歴書を印刷するというユニークなアイデアは意外と受け入れられるかもしれない。

©Pizza Hut

ちなみに、本キャンペーンで雇用主に配達されるのは「チーズピザ」だそう。おいしいピザが届いたのに無視する人はまずいない(と思われる)から、履歴書に目を通してもらえる、かも。

現時点では、ピザのボックスを履歴書にするようなアイデアはネタ要素が強いかもしれない。もちろん、個人情報保護の観点はあれど、今回の「ピザハット」のような取り組みが広まれば、就職活動や転職活動の在り方自体が変わっていきそうだ。

Top image: © Pizza Hut
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