20・30代の求職者が「働き続けたい職場」の条件
20代、30代の求職者の「働き続けたい職場の条件」について、企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開する「株式会社ジェイック」が実施した。
213名を対象におこなわれたその内容を、早速ご紹介。
そもそも「働き続けたいと思う職場に勤めたことはありますか?」という質問。「勤めたことはない」が62.0%、「勤めたことがある」が31.9%。
前者が過半数を占めているが、求職者を対象にしているため、これは然るべき結果といえるのかもしれない。
そんななかで、「働き続けたいと思う職場は、どんな職場ですか?」と聞いたところ、「気軽に報告や相談ができる」が46.5%、「社員に丁寧に教育を行なっている」が37.6%、「仕事を通じてやりがいを感じられる」が35.7%で上位3つに。
収入や能力の向上よりも、上司や先輩との関わり方が重要のようだった。実際、今回の調査結果について同社常務取締役の近藤氏は次のようにコメントしている。
以下、一部抜粋して紹介しよう。
当社が2023年4月入社の新入社員708名に実施したアンケート調査においても、『理想の上司像』の1位は「人間的に尊敬できる」、2位は「相談にのってくれる」(※)となっています。
私が日々、経営層や管理職層の方からお話を聞いているなかでも、管理職層に求められるリーダーシップは、「説得力/トップダウン型のチームビルディング力/部下をYESマンにする力」といった昭和型のものから、「対話力/ボトムアップ型のチームビルディング力/部下の強みを生かす育成力」といった令和型のものに変化しています。
「企業の管理職層が、昭和型リーダーシップから令和型リーダーシップへと学び直し、リーダーシップのリスキリングをすることが、ミレニアル世代やZ世代の定着・活躍に繋がると考えます」
さて、上司の皆さん。アナタならどう考えますか?
『「働き続けたい職場」に関するアンケート調査』
【調査対象】株式会社ジェイックのサービスに登録した20・30代の正社員経験者
【調査機関】自社調査
【調査方法】Webアンケート
【調査期間】2023年6月26日~8月27日
【回答者数】213名