アマゾンが獲得した、世界一「不名誉な」称号

圧倒的な数字で数々の記録を更新してきた米「アマゾン」社。CEOのジェフ・ベゾスも世界一の資産を保ち続け、名誉に溢れているかと思いきや。

今年は、非常に“不名誉な”記録を更新した。

「ブルームバーグ」が報じたところによると、長引く不況や株式の大量売却の結果、同社は株式価値を1兆ドル(=150兆円)近く損失し、世界初の「トリリオン・ルーザー」となったという。

また、米国の大企業を巡っては、昨年に「Apple」を越して「世界でもっとも価値のある株」となった「マイクロソフト」も、今年は1兆円近くの損失を出したほか、米国でもっとも高い株式価値の4社(アマゾン、マイクロソフト、メタ、サウジアラムコ)は総額500兆円近い損失を招いているという。

昨今の不況は世界規模の巨大企業にも、甚大な悪影響を及ぼしているようだ。

この情報を踏まえると、現在の不況っぷりはリーマンショックや世界恐慌に匹敵する「歴史的な事件」と言えるのかもしれない。

事実、大損失を喫したアマゾンに加え、メタや「Twitter」(こちらは特殊だが)も大規模なリストラを発表している。

「150兆円を損失した企業」──本来は不名誉な称号ではあるはずだが、損失額がスペクタクルすぎて、もはや“名誉”のようにも聞こえてしまう(笑)

Top image: © Eric Broder Van Dyke/Shutterstock.com
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