現場の消防隊員を最新デジタル技術でサポート!「NEC」の先進技術がすごい

マスクをかぶれば目の前にさまざまな情報がディスプレイ表示される。これは、最新エンタメガジェットやバイクのナビゲーションヘルメットなどではない。

今回紹介するのは「NEC」が開発した消防活動をサポートする「現場活動支援ソリューション」だ。

暗闇や濃煙下などの視界不良時やGPSの届かない屋内における活動もスムーズにする同ソリューション。

構成される数々の機器で、先進性がわかりやすのが「スマートマスク」

装着すれば、赤外線カメラで、暗闇や煙が充満した室内でも要救助者の発見などを助けるほか、カメラの映像や空気ボンベの残量などのデータを眼前のマスク面にフルカラーで映し出すヘッドマウントディスプレイを内蔵。

©日本電気株式会社

そのほか、それぞれの消防隊員の位置情報をリアルタイムに確認できる「屋内位置測位システム」や、指揮支援機能を搭載したタブレット端末と電子指揮盤によって、現場の消防隊員間や指令センターなどと双方向による情報共有、指揮伝達の支援をする「指揮支援システム」などで、消防活動をサポートするシステムになっている。

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「NEC」は、すでに指揮支援システムの提供などをはじめているが、世界でも前例のないこれらの装備やシステムを2023年度までに実用化する方針とのことだ。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。