「メタバース」もう理解した?Microsoftも参戦を発表
先月28日、アメリカのIT大手「Facebook」が社名を「Meta」に変更したことは、ここ日本でも大きな話題となった。
社名変更について、同社CEOのマーク・ザッカーバーグは、同社の「メタバース事業」の展開を加速させていくためであるとしている。
では、「メタバース」とは一体なんなのか?
実は、「メタバース」の概念自体は新しいものではなく、旧プレイステーションゲーマーにはお馴染みの「PlayStation Home」や、現在世界で流行中の「フォートナイト」もメタバースの1種。
つまり、仮想空間上で、他の人々と交流することができるサービスのことを指している。
そして、今度は米Microsoft社が「メタバース事業」への参入を発表した。
「Mesh for Microsoft Teams」と名付けられたこのサービスは、同社の提供するコラボレーションプラットフォーム「Teams」 の既存機能を基盤に、複合現実サービス「Mesh」を組み合わせたものだという。
上記動画を観れば理解して頂けると思うが、同サービスが提供するのは様々な共同作業が行える仮想空間。
ユーザーは、アバターを作成して仮想空間に登場するので、オンラインミーティングの為に髪や服装を整える必要が無くなり、ビデオの有無を超えて、他の人々と交流することが可能になる。
また、用意された没入型空間では、他の人々と様々な交流が可能で、例えばリアルタイム翻訳機能を通せば、多国籍間でのチャットも円滑に進むらしい。
そして何より、まだまだ技術的に発展の余地があるというのが「メタバース空間」の面白いところ。今後のビジネススタイルにも影響を大きく及ぼすと思われるのが、正式サービスの開始に期待したい。
「Mesh for Microsoft Teams」は2022年に提供を開始する計画とのことだ。